一昔前の京浜急行の車掌の放送【普通列車・基本】
優等列車編を先に公開しております。
放送時にされる指導などはそちらをご覧ください。
通常放送文
普通列車の放送は通過駅のない列車で行われる放送です。
快特の久里浜線内やエアポート急行の空港線・逗子線内などで聞くことが出来ます。
平日・土曜の始発~10時までと平日の上り17時~21時まで・下り17時~23時までは後述の簡略放送を行っていました。(普通列車は2013年頃(たしか)、優等列車2015年頃まで)
通過待ちの案内方については複雑なので別項で書こうと思ってます。
【始発駅停車中】
目的は誤乗防止のために行います。また発車までの時間の案内は飲み物を買いに行ったり、乗車車両を変えたりするお客さまに「何分までには乗っとき!」とする注意喚起の意味があります。
2列車が同時に停まっているときは「当駅先の発車、」などと付け加えたり、後の発車のときは「先の発車は〇番線停車中の<種別><行先>行です。」などと放送してあげると親切かと思います。
【行先の案内放送】
始発駅と下り品川・横浜発車後、上り久里浜・文庫発車後に行います。
まんまの意味合いです。2015年頃(たぶん)から「京急をご利用くださいまして」に言い回しが変わりました。
「〇〇まで先にまいります。」という先着する場所の案内は行いません。乗り換え駅発車後に放送を聞いたところで、何か行動できるわけでもなく意味が無いからです。現行は行っているようですが、どうして追加されたのが正直意味が分かりません。無駄です。
退避後発車した際に行います。鮫洲や生麦、南太田、富岡などの普通しか止まらない駅は種別を省略します。
待たせたな!くらいの意味合いしかないと思います。
種別と行先言うのはノリでしょうか…?優等と同じだと時間に対して行先の案内が非常に少なくなってしまうので、その補足という考え方かもしれません。
【発車後の放送】
普通電車は駅間距離がそもそも短く支度を促す暇がないこと、長距離を移動することはあまりなく、くつろいで乗ることはないであろうことから支度を促す放送はありません。
【到着時の放送】
オプションマシマシです。
まもなくは"次は"の放送を駅間距離や啓蒙放送などのために省略したときのみ放送します。
ドアの開閉方向の案内から分かる通り進行方向に対して放送しているので「右側2番線」というように案内します。(向かい側○番線ではない)
出口は前の停車駅と開扉方向が変わるときのみ案内します。
※一部の曲線駅では足元の注意喚起放送を行います。
(※目安は足下灯設置駅)
大森町・梅屋敷・京急蒲田では梅屋敷の戸閉切放(いわゆる締め切り)の案内をします。800形はマイク掛けの下のところに握りスイッチがあり、そこを押すと開かない車両だけ放送することができました。(全部の車両にあったかは記憶が怪しいです。)
【ホームの放送】
番線案内は基本的には行いませんが、退避などで2列車が停車している際に区別の必要があるときのみ行います。
停車時分や乗降人数を考慮して放送します。停車時分が短小の時は
などとして行先案内の「です。」と「発車です。」の分の時間を短縮したりしていました。
普通車の通常の駅の停車時間(停車してから動き出すまで)は15秒しか無いので、停車時間を意識して行います。
簡略放送
【始発駅停車中】
通常時と同様ですが、簡潔な放送を意識して行います。
【行先の案内放送】
通常時と同様です。
【発車後の放送】
通常時と一緒ですが、一つだけ大きく異なる点があります。それは行先の案内放送を放送しないときは省略するということです。
つまりほとんど放送することはありません。
つい癖で放送して師匠に注意されたものです。
【到着時の放送】
乗換案内の時間は空港線を除いて省略します。
ほかは優等と違いあまり変わりはありません。
ホームの放送は通常時をご確認ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?