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呑み書きを楽しむ
よう、俺だよ!久しぶり!みんな見てるぅ?元気?元気か!俺も元気!超元気!毎日酒飲んでる!
これな!これこれ!
まー、なんだな、これまでも呑み書きに参加してたわけだけど、今回からはほんとに、単にnoteで書いてるお兄さんとして参加する呑み書きだからね、何書こうか何にも考えないままいまキーボード叩いてる。俺がもともと何だったかを知らない人に特に説明はしないんだけど、説明したところでだからなんだよって話だし、たぶん変なことは書かないからこれからよろしくねってことで。
なんつーか、こう、誰も不幸にしないような話を書きたいよね。そんなことが可能かは知らないけど、少なくとも個人的な好みと褒めに溢れたような話を書きたい。はい、今とりあえずタイトル書いた。どんな話になるかまだわかんないぞ。
そういえばさ、俺会社辞めたじゃん。辞めたんだよ、知らねえよって話だと思うけど。だからすげえヒマというか、時間があるので、俺としてはかなりの頻度で旅行してるのね。2週間で4回飛行機に乗るのは、俺としてはかなり珍しい。で、そこらで食って衝撃的に美味かったものについて書いていこうと思う。今決めた。そうしよう。
まずね、北陸行ったのよ。で、最初富山に入ったんだけど、富山マジやべえから。富山湾の底からなんか旨味でも湧いてんの?ってレベルで魚がやばい。何を食ってもアゴが外れそうになるくらい美味い。冬だからかなあ。全部濃厚で甘い。そう、甘いんだよ、脂が。
富山って夜早いじゃん。だからちょっと早めに晩飯食おって思って、5時過ぎに駅前の空いてそうな回転寿司屋入ったんだよね。でも席はラス2とかで。言うて富山だから回転寿司でもそれなりにレベル高いっしょって。それなりのレベルの高さを期待した俺は本当に物を知らなかった。
とりあえずタイ頼むじゃん。出てくるじゃん。食うじゃん。そこで脳髄に雷が落ちるわけ。口に入れた瞬間マジで言葉を失ったよね。旨すぎる、なにこれ。富山のちょっと甘めの醤油が旨味をさらにまた引き出すわけ。もう完成している。完璧なキュイジーヌ。
もうずっと鯛食ってようかなとも一瞬思ったけど、冬の富山っつったらやっぱ寒ブリなのね。だから頼むじゃん。出てくるじゃん。食うじゃん。持ってかれそうになるわけ。意識が。炙ったやつも食うじゃん。頭を抱えたくなるよね。あっという間に5000円とか超えてるんだもん。でも止まるわけないじゃん。のどくろとか白エビとか蟹も食べるじゃん。全部口の中で一瞬で消えるんだよ。ほんとうわーって思ったわ。
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で、翌日氷見に行ったんだよ。氷見の港の?食堂みたいなところで、ブリの刺身のおよそ1日の致死量近くが摂取できると思われる丼があって、それを食いに行ったのよ。やばいくらい寒くて、ヒートテックの超極暖をインナーに行った。あれ分厚いだけあって、マジで効くよ。
で寒い中30分くらい待ってブリ丼!って頼むわけよ。最初あら汁が出てくるんだけど、土鍋で出てくんだよ。それをテーブルに備え付けてあるコンロであっためながら食べるわけ。これは期待できるって思うじゃん。
で、ネコちゃんロボが俺のブリ丼持ってくるわけ。ネコちゃん!?って思わなくはなかったけど、まあ堂々と持ってくるんだよ。どいてほしいにゃーんとか言いながら。ネコちゃんから受け取ったブリ丼はもうなんていうか、ブリー!っと効果音が見えるくらいブリブリブリブリしてて。ほんとにバカみたいだけど、ブリブリブリブリしてたんだよ。
で一口二口食べるともう、頭の中までブリブリになるわけ。もうブリのことしか考えられない。あれは本当に危ない。飛べる。一杯¥3,000という末端価格が一応のヘッジにはなってくれてるんじゃないかと思う。みんながブリブリしたら危ないからあえて写真は載せない。
北陸から帰ってきて、ちょっと東京にいた後、今度は鹿児島行ったのね。鹿児島つったらやっぱ黒豚が有名なんだけど、鶏もいいのよ。まあ鶏は九州ではどこもなんらかやってる気はする。福岡は水炊き、長崎は鶏飯、大分はとり天、宮崎は南蛮だろ。佐賀と熊本はちょっとわかんねえ。なんかあんだろ。
で、鹿児島はそのへん割と野趣溢れると言うかプリミティブで、ちょっと炙ったくらいの刺身で食ったり、炭火で焼いて真っ黒にしたりするわけ。レアなんだけど。鶏を新鮮なところですぐに食っちまう文化なんだろうな。知らねえけど。
でまあ、やっぱ鹿児島きたら炭火焼き食いたいなって思っていくんだよ、ちょいディープ目な裏通りの店に。メニューなんか炭火焼きとあと一つ二つしかないみたいなさ。仙台にたまに牛タンとテールスープと麦飯とビールしかないよって店あるけど、あんな感じ。
そういうとこって大体美味いんだけど、ここも凄まじく美味かった。バラシって言って、もも肉から肉を切り離して細かくしてもらってちょっと食べやすくしてくれたりもするんだけど、バラシでも元々肉が付いてた骨のところも一緒に出てくるのね。で、店のおばちゃんがまずはあったかいうちに骨のところから食べなって言うので、食べるじゃん。
料理やってる人は知ってると思うんだけど、肉は骨の周りが一番美味いからな。だから肉はもちろんのこと、骨からも骨の状態でなんか出てんじゃねえのってくらい、骨自体がうまい。バラしてもらった肉をもぐもぐしつつ、たまに思い出したように骨をしゃぶってみると、まだうまい。多分ずっとうまい。もぐもぐしてる肉もうまい。焼酎のお湯割に絶望的に合う。
何なら俺は、今でも脳内で骨を取り出して、たまにしゃぶったりしている。イマジナリー骨。唇が張り付きそうな熱さと、炭火のスモーキーな香りと、ずーっと口の中を幸せにしてくれる塩味と旨味を、頭の中で無限に追体験してる。脳内で骨を取り出すまでの間隔が日に日に早くなってるまである。キマるぜ〜。危ないから写真は載せない。
あー楽しい。それじゃねい。
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