DJがいるということ
はじめに
今日はイベントを支えるDJの存在についてじっくり考えてみようと思い文章を綴ってみます。1月18日に高松で行う自身の企画にもDJをお招きしておりますので、お越しいただく方にはもちろん、この記事に辿り着いたDJの方にも読んでいただけると幸いです。
DJをしている友人もいれば偉大なる先生方もいらっしゃいますので、以下DJの方々を「皆様」と表現いたします。
まず、皆様は機材を用いて「曲」を流されており、曲と曲の間を巧みな技術によって自然に繋ぎ合わせフロアを彩る人たちのことを言います。
音楽アルバムを再生すると、曲と曲の繋ぎ目で一瞬音が無くなりますね。皆様はそれをさも曲が続いているかのようにあーしてこーして上手に繋げてくれます。中には同じ曲を2つ用意して、カッコよく曲をつけたり消したりする方や、片方の曲のインスト部分に、もう片方の曲のバース(詩や歌詞の一節)を当てはめてその場でリミックスする方もおられたり。何といっても皆様方がどんなジャンルや曲を好んでいるのかが垣間見えたりしてとても面白い(ファニーでなくインタレスティングの方)方々です。
あなたにおまかせします DJタイム攻略
次に何を選曲するか「おまかせ」されているDJの皆様方。その会場の雰囲気を察知して、気の利いた曲をサッとかけてくれる方や、えー!そんなのあなたがかけるのー!サイコー!なんて、普段のスタイルとは一変したジャンルの選曲をする方。次にどんな曲が流れるのかワクワクです ——
イベントを通してDJを端から端まで楽しむことができる人は一体どれくらいいるんだろう。この企画を構想している際ふと考えたことがあります。実際私もお客さんとして遊んでいる際、DJタイムを全集中できてるかと思うと、正直自信はあまりありません。
liveになるとお客さんがステージに釘付けになって、DJタイムになると、ふぅ。と一息つくかのように外に出ていってしまう…。そんなの寂しいしどうしようかなということでガッツリ3名お呼びしました。皆様持ち時間はバッチリ30分ずつ。
いやいるでしょうと。前置きが長くなりましたがここからはDJタイムジャンキーの私が是非試してほしい時間の過ごし方をお伝えさせていただきます。少しでも読んでくれている方の参考になれば幸いです。
トイレに行っちゃう
初っ端それかよ。って感じですみません。でも今がチャンス!我慢はよしましょう。トイレに人がいて、早よ出て!と思いたくなるかもしれませんが、考え方を変えましょう。今流れている曲は、あなたが出会うことのなかったかもしれない曲です。一期一会、良いですね。
ちょっと声かけちゃう
あの人知ってるけどまだ話したことないなみたいな人いるんですよ。今です。
声をかけましょう。というかかけなさい。
無理にとは言いませんがぜひフロアで人と交流をしてみて欲しいです。皆様が曲をかけている最中、音が大きくまともな会話はできません。でもそれくらいが良いんです。そこから交流は深まるかもしれませんし、何気ない会話をして、話し終えればスッと音楽に身を委ねれちゃいます。楽で良いですよ。
Shazamしたいけど、何の曲ですか!って聞いちゃう
アプリストアでシャザムと検索してみてください。白と青のアイコンのそれです。お気に入りの曲はこのアプリを通せば詳細が秒で出てきます。明日からあなたの生活をパッと彩ってくれます。
でも、普通にDJの皆様に聞くのが良いかもしれません。皆様にとってその1曲は魂の1曲です。レコードやCDを探しに探して時間とお金をかけてやっとの思いで手に入れた曲たちを、限られた時間で流すために、厳選して再生してくれた大切な1曲ですから、あれ何の曲ですかーなんて興味を示してくれたらめちゃくちゃ喜ぶと思います。
踊っちゃう
側から見ていて踊っている人は最高です。そういう方々が楽しい雰囲気を作るんです。踊りたいとか動きたいという衝動に正直になって良いんです。皆様の中には、そんな踊っているあなたの素敵な表情を見て、次の1曲を素敵に変えちゃう人もいます。そうして楽しさが連鎖して大きくなるんですね。もはやあなたもDJです。
ドリンクを買っちゃう
ドリンクを買ったら乾杯しましょう。久しぶりに会った友達も、初めましての方も。乾杯の思い出は強く記憶に残るんですよね。また乾杯しようねーって言ったりしますし、普通にワクワクしちゃいます。お酒でもノンアルでも何でも良いんです。グッドミュージックに浸ってみんなで乾杯しましょう。
繋ぎ目を感じちゃう
もうシンプルに曲と曲の間に注目して、アナタどんな繋げ方すんのよと、皆様と繋ぎ目に真正面から向き合ってみてみましょう。発見がたくさんあるはずです。ビートボクサーは自分のネタとネタの繋ぎ目の参考になるかもしれませんね。カッコいいビートボックスをする人たちは曲の繋ぎ目に無意識に注目し続けてる人だと思います。
ちょい外で語っちゃう。
ぶっちゃけいいと思います。フロアの中にいろよ!なんて思いません。だって今日帰る人は、もうあの人と次いつ会うかわかりませんし、詰まった内容の中、じっくりお話しできる時間は今しかないですよね。タバコでも吸いながらとかあると思います。いいんですよそれで。そんな時間を繋いでくれるDJの皆様に感謝しましょう。
でも今回皆様最高だから、フロアでもちょっぴり遊んでくださいね。
他にもたくさん遊び方はあると思いますが、あまり考えすぎず、あなた自身が一番楽しくラクにいてくれれば私は嬉しいです。イベントで自由にやりたいようにやれるのも、時間を彩ってくれるDJの皆様のおかげです。
聴き方も過ごし方も、あなたにおまかせします。
偉大な3名のDJ
今回お誘いした方々の私からの紹介です。
啓さんはAFRA & INCREDIBLE BEATBOX BANDという日本のシーンの先頭のようなcrewの一員で、febb as Young MasonのTHE SEASONにビートメイカーとして携わったり、日本のヒップホッププロデューサーとしても活躍されるレジェンド。当日ビートボックスしてくれませんかとお願いしたところ、快く承諾していただきました。DJタイム中に聞けるとのこと。めちゃくちゃ楽しみです。
(啓 aka Rhythm Jones)
香川で何度かお世話になったAPACHEさん。香川県のヒップホップクルーG.B.G 、CHAKRAに所属しながら、レギュラーイベントも運営する場数と容量がパナイ方。膨大な曲の中から随所にメロウなグルーヴを織り交ぜてくれるので、すごく心地よい時間を作ってくれます。大好きなDJの1人です。(APACHE)
ダンサーとしても活躍するTAKAさん。大阪BtoDでダンサーとしてエントリーされていた際知り合い、香川でも活動しているということでお誘いさせてもらいました。ダンサーのDJはね、本当に間違い無いんですよ。音を聞いてきてる時間が圧倒的に長いと思うし、どんなDJをされるのか今から楽しみです。(PANG aka TAKA)
本当に出演を受けていただき嬉しく思います。
3名のDJの皆様が創り出す空間を、ぜひ体感して欲しいです。
イベント参加予約リンク
お客様も、ビートボクサーも、以下のリンクから予約をしていただけます。
当日入場より1000円お得ですので、前売り券の予約をお勧めいたします。
※リンクに15時OPENと記載していますが、正しくは14時OPENになります。
終わりに
ここまで読んでくださってありがとうございます。文章を書く練習も兼ねてnoteを書き始めましたが、完全に時間を忘れています。笑
より読みやすい文章を書けるよう邁進いたします。
昔、ビートボックスのイベント中のDJタイムがしんどいというニュアンスのポストをふと目にしたことがあり、そんな方が少しでも気楽に遊べるよう自分なりの考えをまとめてみました。しんどければ、しんどくない過ごし方をすればいい。あまり深く考えず。それでいいんですよね。でも、少し視点を変えると、こんな最高な時間はないと思うんです。僕はDJタイム大好きですし、同期で盟友のVARBには、もっとヤバいのよこせ!と彼のDJ中に喧嘩を売ったこともあります笑 今になっては悪いことをしたなと思いますが、そんなDJの皆様への感謝とリスペクトを込めて、本文を書かせていただきました。当日は120%いい時間。そうなればええなぁじゃなくて、なるんですよ。イベントにDJがいるということは、本当に贅沢なことだと思います。
ぜひ、あなたもご一緒しましょう。
khantbeats