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カムアン県の【コンロー洞窟】

コンロー洞窟はカムアンの中央に位置する、クンカム郡コンロー村にある長い洞窟です。8キロ近い洞窟の中は川が流れていて、ボートで移動できます。途中、鍾乳洞のようなものを見るため、島?に上陸します。ラオス人が大好きな、派手にライトアップされた鍾乳石の中を歩きます。

洞窟を抜けた後。ボートは3人乗りです。帰りはこの道を戻っていきます。

洞窟を抜けると、自然の中に休憩所がポツンとあります。
昔はラオスの地元の人たちが織物をしていました。織物のデザインは少数民族特有の柄。今はもうその織物を見ることはできないようです。

織物をするお母さん。

おすすめのシーズンは乾季。

ラオスの乾季は10月下旬から4月頃まで。
川の流れも穏やかで、何より安全です。

雨季は、行くのも一苦労、洞窟に行くときは死を覚悟して。

ラオスの雨季は5月下旬から9月ごろまで。
雨季直後のコンロー洞窟に行ったことが何回かありますが、たどりつくのも一苦労。前日に雨が降ってなかったから洞窟の中に入れるよと言われ、洞窟の中に入りましたが。すごい水量。落ちたら確実に死ぬな…。と恐怖を感じました。

雨季の洞窟(写真中心の穴)と濁流。橋は流される。8月は入れません。
乾季のコンロー洞窟。

カムアン県は、嵐が通過する場所です。ベトナム側からタイ側へ向かう大きな嵐がいつも通過します。
地方の郡は冠水します。冠水のレベルは、平屋の屋根が水につかるくらい。
嵐が去った後は、道路は水に沈みますが、水の下に道はあるので、ラオスの人たちは道なき道をバイクやトラックや船で進んでいます。

雨季、コンロー洞窟からの帰り道

雨季に行くメリットはないけど、唯一メリットをあげるなら、雨季にだけ見ることができる滝があること。日本人はほぼ知らない、地元のラオス人だけが知っていて、雨季にしか現れません。私も一度だけ見ました。
クンカム郡の山を越えてコンロー洞窟に行く途中で見ることができます。
ずっとずっと向こうの山の山頂付近から、マーライオンの様に大量の水が噴き出る滝。この水がどこから来て、どこに落ちているのかわかりませんが、ものすごい量の水なのだなというのだけは分かりました。

雨季のカムアン県。ラオス人から送られてきた写真。

個人的に、洞窟に行くのに1番いいシーズンは11月(暑すぎない、水はやや多い)、4月(暑いけど水が少ない)。でも雨季は雨季でいい部分もあって、コンロー村の木々はみずみずしく、田園風景が綺麗だなと思います。洞窟に行かなくても、村に滞在するだけでもおすすめです。

おしまい

もち米の田んぼと坊や


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