2023-11-03 【舞台芸術】Cornelius 『AMBIENT KYOTO 2023 presents Cornelius 夢中夢 Special Live Set』
京都で開催中のイベント「AMBIENT KYOTO 2023」 で標記のライブに行ってきたのでご報告いたします。久しぶりのライブ参加。よい経験ができて喜んでおります。
AMBIENT KYOTO 2023とは
上記のイベントが12月24日まで京都市内で開催中です。「アンビエントをテーマにした視聴覚芸術の展覧会」だそう。
今年が2年目の開催です。アンビエントとかミニマルには少しは興味がありますので、昨年も開催されていたのは知っていたのですが、昨年はブライアン・イーノの展示会といった趣で、行くまでには至りませんでした。
今年もAMBIENT KYOTOやってるなと思いつつホームページを見ていたら、今回は坂本龍一やコーネリアス音楽の展示がある、自分の趣味に近づいてきたなと思いつつ、コーネリアスのライブもあることを発見。
Cornelius 夢中夢 Special Live Set
このコーネリアスのライブは10月31日に終了した「Cornelius 夢中夢 Tour 2023」の特別版のようで、しかも会場が一度は見学したいと思っていた国立京都国際会館でした。特別感があったので行くことにしました。
「会場全体が盛り上がって総立ちになったらどうしよう、おじさんには辛いな、でもAMBIENT MUSICのイベントだしそれはないか」、などと心配していたのですが、会場の写真を見ると会議場だけあって前の方の席はなんと机付き。これは大丈夫そうだと思いつつ会場へ向かいました。
いわゆるライブに行くのは、34年ぶりです。1989年にdip in the poolの ”Retinae" が出たときのライブ以来です(下記はアフィリエイトのリンク)。
感想
いやー、行ってよかった。よい時間を過ごせました。私の中ではコーネリアスは 2006年の”SENSUOUS”で止まっているのですが、傑作だと思っているアルバム”POINT”(2001年、えっ、もう20年以上たっている!!)の曲もありました。おそらく最近のAMBIENTな曲もあり、悪くなかった。YMOの”Cue”のカバーも(バックの映像はMETAFIVEの流用か?)。
家に帰ってから早速”SENSUOUS”以降のアルバムもでチェック、"QUANTUM GHOSTS”をダウンロード購入しました。
そういう意味ではいわゆるAMBIENT MUSICオンリーのライブという感じではなかったですね。
会場ならではの演出も。前方の席の机に付いているデスクライトや、天井の円盤の照明が曲にシンクロして点滅する場面もあり、少しコミカルな感じでした。照明係の人が手動で電源盤のスイッチをカチカチon-offさせている姿を勝手に想像して微笑ましく思っております(それともコンピューター制御?)。
一方不満点ですが、何せ久しぶりのライブなので比較対象が無いのですが、音質が悪いように感じました。音の解像度が低い。(音楽専門会場ではない)会館の備えつけのスピーカーを利用しているからでしょうか。それともそんなもんでしょうか。ライブに行き慣れていないおじさんにはよくわかりません。
ともあれ、まだもうちょっと続いてほしいと思わせる、良い体験でした。
蛇足①
今回料金はS席9,800円、A席8,800円でした。(クラシックとかではなく)日本人のポップ系のライブってだいたい4,000円~5,000円ぐらいだと思っていたのですが、そうではないようですね。私の感覚が古すぎでした。
コーネリアスの今回のライブツアーも調べてみたら、同じぐらいの値段でした。
蛇足②
ライブの始まる前って、スピーカーから何がしかの音楽が流れていますよね。あの選曲は誰が行っているのでしょうか。アーティスト本人?それともスタッフ? ライブのトータルな演出を考えるのならばやっぱりアーティスト本人でしょうか。
というのは、今回他は知らない曲だったのですが、唯一知っている曲が私もわりと好きな、MELONの"Somewhere Faraway"(1987年)だったので、疑問に思った次第。
とするとYMOの初期のライブではどんな曲が流れていたのか、是非知りたい。そんな記録はどこかネットにありますでしょうか。