2020 安田記念　予想

牡・牝馬共に無敗の２冠馬が誕生した翌週。とんでもないメンバーが揃いました。出走馬１４頭中なんと１０頭がG1馬ということに。アーモンドアイの参戦には正直驚きました。これでインディチャンプとのマイル頂上決戦・グランアレグリアとの牝馬最強決戦・最強ダノン３頭との決戦。アーモンドアイのおかげで楽しみが２倍になった感じます。もうひとつ個人的に面白いなと思うのはスプリンターが多いということです。ダノンスマッシュ、ミスターメロディ、セイウンコウセイなどスプリンター路線でしか走ってこなかったような馬が参戦しているところが面白いと思います。

しかし、土曜日の夜中のゲリラ豪雨がレースにどんな影響を及ぼすか。できればパンパンの良馬場でやって欲しいと望むところ。いずれにせよものすごく豪華メンバー揃ったので予想に力が入ります。

【予想・見解】

◎ インディチャンプ　昨年の安田記念の覇者。安田記念は非常にリピーターレースである。ロゴタイプやアエロリットなど昨年好走した馬は軽視できない。昨年の覇者の強さがマイラーズCでみれた。マイラーズC好走した馬が安田記念で勝てないのはよく聞く話だが、この馬には関係ない。正直言ってマイルの距離でこの馬の右に出る馬はいないと思う。アーモンドアイを負かすとしたらこの馬か。もちろん不安材料もある。折り合い面や気性面だ。かかるようなことがあり、他の馬からの圧が強いと脆さがでてしまう可能性あり。また、土曜日の雨が残るようなことがあるとやや不安面がある。

○アーモンドアイ　もちろんこの馬が本当は一番に評価しなければならない。ヴィクトリアマイルをあれほど強い内容で勝った馬だからこそ有馬記念の大敗の記憶はなくなった。現在の高速馬場、東京コース、1600ｍ全てが好条件であり、さらにもともとここを目標にしていたこともあって死角なしか。言うまでもなく現役最強馬である。しかし、唯一隙があるとしたらやはりこちらも雨である。本番にならないとわからないが苦しみながら挙げるとしたらここか。

以上の２頭は正直固いと思っている。問題は３番手をどう選ぶか、また上記の２頭どちらか１頭が飛んでも馬券に絡むような馬を考察していく。

▲グランアレグリア　私はこの馬の強さに本当に惚れ惚れする。高松宮記念では重馬場で外から差してきて２着。正直言ってあれは池添騎手のミス。初乗りで慎重に行きすぎた分仕掛けが遅かったように感じた。桜花賞や阪神Cなど阪神に強いイメージがあるが、NHKマイルCではあれだけマークされながらも強い競馬をした。コースは関係ない。年明け２戦目で前走は完全なるたたき台、VM回避してここをメイチに考えてきたからこそ人気には抗えず３番手評価。

△ダノンプレミアム　レーン騎手との初コンビ。前走は豪州のG1で３着、昨年の秋天、マイルCSの連続２着。惜敗が続いている。ここは乗り替わりと最内枠を活かして前目の競馬ができたら頭まであると考える。東京コースといのも推せる材料。また、川田機種が主戦で乗っていたダノンスマッシュを京王杯で１着に持ってきたレーン騎手乗り替わりもプラスか。飛びは非常に大きいが回転力はそこまでない馬なので最内枠で厳しいマークされたら抜け出すことができなく負けてしまう可能性もあるので４番手で。

これほどの強い馬が集結した東京G1シリーズ最終戦。人気に抗えない気がするが、安田記念は荒れるレース。どうなるかがとても楽しみである。