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青年会議所 ✨世界会議in横浜✨

皆さん、こんにちは♪
ナイスチャレンジひがです😆
今回は、先日、私しも参加させて頂きました、横浜で開催された青年会議所 世界会議の様子をお伝えいたします🤗

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大会概要

JCI=国際青年会議所は130の国と地域の若者経済人がメンバーで、世界会議では政財界の著名人を招きコロナ禍での経済、今後の未来についての講演がパシフィコ横浜にて4日間に渡り行われました。

主なプログラム

DYA1:

①情報革命×世界平和 

ソフトバンクグループ(株)CEO 孫 正義氏

②Hello Innovative World 孫正義育英財団 所属する若者によるプレゼン

東大名誉教授:養老 孟子氏

神奈川歯科大学特任教授:貴乃花 光司氏

DAY2:

①withコロナ時代のME―BYO ~神奈川から世界への発信~ 

神奈川県知事 黒岩 裕治氏

②ME―BYOの取組ディスカッション 

神奈川県知事 黒岩 裕治氏 滋賀県知事 三日月 大造氏

③無意識の偏見にイノベーションを~ジェンダー平等に一歩踏み出そう~

日本文学研究者 ロバート・キャンベル氏

昭和女子大学理事長 坂東 眞理子氏

アセンチュア(株)執行役員 堀江 章子氏

④VALUE FROM INNOVATION世界の人々のために―Never Stop Create Positive Change―

富士フイルムホールディングス(株)CEO 古森 重隆氏

DAY3:

①次世代と考えるwithコロナの資本主義 

ヨーロッパの知の巨人 ジャック・アタリ氏


②ディスカッション 

安田 クリスティーナ氏、倉石 東邦氏、樋口 智大氏

DAY4:

①SDGs×ファイナンスがもたらすレジリエンス

経済産業省参与 水野 弘道氏

(株)三井住友銀行ホールセール統括サスティナブル推進室室長 清水 倫氏

サーキュラーエコノミー研究科 安居 昭博氏

②SDGs NEXT ACTION

環境省大臣 小泉 進次郎 大臣

(株)ボーダレスジャパン CEO 田口一成氏

日本JCI 会頭 石田 健太氏

③ミライ国家のカタチ 

内閣総理大臣 菅 義偉 総理

日本JCI 会頭 石田 健太氏

次年度 会頭 野並 晃氏 

全体の概要

①情報革命×世界平和:ソフトバンクグループHD CEO孫 正義氏 

 現在の世界の潮流は、医療福祉、教育、人材育成、自動車に対し様々なイノベーションが、AI、ビックデータ、IOT、5G、ブロックチェーン技術を含むデジタルトランスフォーメーションにおいて推進され、その速度は10年ひと昔から1年ひと昔という時代速度に変化している。その根幹には、SDGs、ESG投資、サーキュラーエコノミーを中心として、世界の資金、人、物が集まっている。
これからの社会、各個人が人生の山(目標)を定め命を燃やして突き進んで欲しい。

②未病×Vibrantイノベーション

 神奈川県の黒岩知事を中心に、「未病」という新たな概念を世界中に発信。また、米スタンフォード大学と共同研究を行い、日常データ、病気データの相対性を高め、ビオトピアという、自然と人間の共存施設で楽しみながら健康に取り組む施設に反映されている。
その流れは日本中に広がり現在、国内830社の企業が未病Teamとして取り組んでいる。
もう一つの軸として、Vibrant(命)を掲げ、世界の高齢化社会の福祉課題に対して、20年早く日本は福祉課題へ取組んでおり、世界福祉のプラットフォームとなる活動を行っている。
食、住宅を中心に、新たな価値を創造し、新たな概念化によりマーケットへイノベーションを起こしている。
 滋賀県 高島市では、企業のイノベーション施設を展開し、他業種が集まりイノベーションが起きやすい環境を提供。職員は未病に取り組み健康増進を図っている。さらに大学とコラボし、教育&テクノロジーの連携を促している。
企業の一つにヘリックスJapanがあり、水素技術を体のコンディショニング、スポーツ、美容を中心に未病産業に取り組み、エビデンスを高め、国の認可を得る予定。
デジタルとの融合で、ビックデータでエビデンスを高め、IOTにより住宅と生活、健康を繋げAIによる行動変容を促しサブスクリプションのサービスの連携を図っている。
バイオテックでは、PCR検査キット、ワクチンなどの開発を推進。
観光×ヘルスケアでは、琵琶湖周辺にサイクリングコースを展開し、アプリによりバイタルチェックを行い、施設を利用しながら、健康増進を推し進めている。

③無意識の偏見にイノベーションを:ロバート・キャンベル氏 他

 無意識のジェンダーや偏見へのイノベーションには、個別性抽出のディテールを高め事情把握を行い、べき論を取っ払う事が労働生産性を高める上で必要で、実現には、インクルシブリーダーシップ(包摂、共感、謙虚さ)が重要。生産性は50%向上する。
これからは、日本の歴史、文化、まじめさによりイノベーションを起こすために、個性を認めスキルの最大化を図る事が必要。他者を知り、理解し、活かせるようなイノベーターになる事で、世の活性化に繋がる。
そうでなければ、他社や外資系に良い人材は流れていく。

④VALUE FROM INNOVATION世界の人々のために:富士フイルムHD(株)CEO 古森 重隆氏

 富士フイルムHDはデジタル技術の普及で、売上が1/10まで減少。しかし現在は、業績が改善。そこには、いくつかの理由が存在する。
1・イノベーションを起こす重点事業のポイント4つをまとめ、既存と新規の市場と技術を整理し更なる開拓、新規開拓を模索。
中期経営計画「VISION75」を作成。社員活性化のための基本方針3つを発表。重点事業分野6つでは、設備投資、研究開発投資、M&Aを実施。
新たな企業理念「人々の生活の質の向上に寄与する」、ビジョン「新たな価値を創造するリーディングカンパニーであり続ける」を定めた。
2・企業経営で重要な事:価値ある商品・サービスを社会に提供➡売上と利益を獲得➡利益を未来投資し、次の価値を創出し、組織を存続させる。
3・リーダーに必要なこと:10Pの個別スキル、2Sのソリューションにより、顧客、従業員、地域、サプライヤーを含め、SDGsを中心とした、未来へ貢献しなければと考えている。
4・有事にリーダーが考える4つ:1.経営者の強い意志2.優先順位3.スピード4.どの位のスケール・速さで物事を思い切り動かすか。重要な事は、成功させる=成功させてこそ真のリーダー
5・仕事の成果と個人の力とは?(ビジネス5体論):仕事の成果=人間力の総和
3つの基盤となる力=真の現実を身につける。人間力の総和を活かし、賢く、強く、正しく勝つことが重要。
6・インテリジェンスの本質 左脳で考え、右脳で閃く
左脳で論理を積み重ね、右脳で本質をつかみ、スモールデータで賢い判断を行う。
ビックデータで判断せず、賢いものは限られた時間にスモールデータから賢い判断を行う。
そもそも、十分な情報は集まらない、会議も無駄、熟慮した論理や閃きで判断するべき。
7・成長し続けるため、自ら変化を作り出す企業へ:①変化に対応<②変化を予測し先手を打つ<③自らイノベーションを作り出す➡絶えず新しい商品や価値を生み出し続け、スピーディーで果断な経営を継続
8・新型コロナウイルスへの対応 流行抑止に貢献
1.予防:ワクチン製造、清拭剤 2.診断:PCR検査試薬、医療診断機器・材料、AI肺炎診断支援技術開発
3.治療:治療薬開発候補開発、製造

⑤世界の潮流:ジャック・アタリ氏

 数年前、異常気象、感染などの正しい予測ができれば、現在のような事は、起きなかった。
今後は、世界人口はアフリカ、中国、インドを中心に100億人規模まで増加し、21世紀の後半はアフリカの時代になる。人口増加で食糧不足が課題となり、全人口へ届けることや、農家を守ることが課題となる。
今後30年で平均気温が4度上昇すると、2050年には沿岸部は住めなくなる。2060年までクリーンエネルギーの改革が重要。
テクノロジーの開発は進み、コンピューターの影響は増す。インフラ管理はAIが行い効率化が進み、データを支配するGAFA、BATHがメディアを破壊する。AIは政府、企業、医療、教育への導入は良いが、コントロールが必要。さらに、ナノテクノロジー、バイオテクノロジーが進み、地政学的競争が全世界で激化。
アメリカの影響は縮小し、中国が台頭する。しかし、中国は国内に問題を抱えており覇権を握ることは難しい。
米中戦争の可能性もあり、ヨーロッパで団結できれば、連邦軍でコントロールすることが出来る。
格差は拡大し、世界は、二極化、中間層が貧しくなる。
イデオロギー問題で、言論、企業の自由、共産主義、資本主義のバランスが悪く、物質主義に支配され、資本主義、民主主義で貧困問題が激化している。
世界の覇権リーダーの影響が縮小し、マーケットはローカル化し、ブラックマーケット化する。まさにアフリカのソマリアのような無秩序な世界である。GAFAが世界の政府をコントロールしており、政府はグローバルレベルでコントロールが必要。
このまま変わらなければ、短期的関係性になり、不安定で忠誠なく、互いに無関心になる。人のつながりがポイントとなる。その結果が今のコロナ問題。長期予測の欠如で不備が露呈。グローバルで法支配ができれば武漢を封鎖できた。
今は、大恐慌以来の危機、経済危機は始まったばかり、2年や5年かかる可能性あり、準備が必要。
歴史上も同様の事があった、第一次世界大戦時、利己的な考えが蔓延し世界で5000万人が死亡し、元に戻らず世界恐慌、二次大戦につながった。
今後どう変化するかが重要。リモートの重要性は増し、忠誠心が低下するので、価値観で繋がることが大事。
2つの概念がポイント。
1:ポジティブなソサエティ(社会):次世代に何が大事か、課題を見据える。日本は持続性が最も低く、腐敗や
差別とどう戦うか?
2:エコノミーオブライフ:現在化石燃料産業60%で、命の経済70%に変革しないといけない。
日本は、分断した世界に比べ団結社会で長け、コロナ対応も優れていた。
日本人口は2050年8500万人に減少する。人口減少は、利己的な結果で未来へ関心がないという結果。社会的にポジティブではなく、悪夢への序章。子供がいなくなれば、社会が回らず、社会が麻痺する。
企業も同様、ユーザーのために業務を行う事で、選択してもらえる。自分の名声ではなく、他の社会、利他主義技術で考える。企業の生き残りに重要。

⑥SDGs×ファイナンスがもたらすレジリエンス:経済産業省参与 水野 弘道氏 他

 2100年で地球資源は枯渇するため、経済モデルの再定義が必要。世界の常識は変化しており、欧州の蘭政府は、サーキュラーエコノミーを定義し、設計の段階で捨てるを無くし循環を配慮している。
日本は、SDGsとサーキュラーエコノミーがうまく導入できていない。欧米では、サーキュラーエコノミーの注目度が増している。サーキュラーエコノミーにより、他国へ進出した工場を国内に戻す事が出来ており、国内の活性化に繋がる。強く、優しい企業が求められている。
企業の取組は、SDGs、ESG投資評価、サーキュラーエコノミーなど目指す先は同じで、どの取組でもよい。
上場した2600社でESG評価の高い企業は株価が上昇した。投資家はESG投資、サスティナブルな実践企業を評価している。社会、投資家、消費者がESGを求めている。社会、消費者、企業の三方よしを成り立たせる。
銀行においても、ESGやSDGsに取り組む企業の信用評価は高い。銀行を含む企業間のパートナーシップを行っており、力を合わせ立ち向かっている。

⑦SDGs NEXT ACTION:環境省大臣 小泉 進次郎大臣 他

 今後もパンデミックは周期的に起きる可能性が高く、時代の転換期である。サーキュラーエコノミーを作り、地下資源から地上資源を循環させる自立分散社会に変革し、物質主義から精神性の尊重へ移行し心豊かな社会へ進むべき。寄与しない事業は社会から淘汰される。
SDGsはルールではなくチェックリストで企業の価値づけになり、具体的取組が必要。スモールジャイアンツでソリューションを作り、一つ一つが輝ける存在になる。
    脱炭素化社会実現のために、2050年にCo2ゼロを目指す。日本の転換点になる。日本のエネルギーは、海外に17兆円払っており、血税の活きる使い方をする改革を進める。
電気自動車は蓄電性があり、動く蓄電池で地域の独立電気システムになる。災害時に大きな役割を担える。
世界はガソリン車の販売を禁止する動きで、ノルウェーは2025年に、米カリフォルニアや中国では2035年に禁止し、世界のマーケットは縮小する。環境省は、電気自動車の購入支援を増額する方針。

⑧ミライ国家のカタチ:内閣総理大臣 菅義偉氏 他

 Withコロナを見据えデジタル庁を来年設置し、官民優れた人材を集め、来年までに離島を含めたリモート環境を整備する。経済消費は地方が7割であり、地方創生、活性化が重要。
2050年Co2ゼロが目標。世界の潮流は、環境問題解決へ舵切りをしている。温暖化対策は、産業構造を変革し、さらなる進化を促す。企業の前向きなチャレンジを政府は全力で応援する。
政府の掲げた目標は世界でもトップレベルの野心的目標で、国連からも賞賛された。
グリーン社会の実現へ諦めず、やり抜き、国民のために働き、うち破り、新たな時代を切り開く。国民の皆さんは、当事者意識を持ってください。

大会の様子

名護市JCIメンバー😃✨

束の間の息抜き❣️

昭和女子大学理事長 坂東 眞理子氏

沖縄JCIメンバー懇親会

大会を通じての感想:

今回の世界大会に、登壇された総理を含む政財界のトップリーダーの見る、未来や現在の状況を知ることが出来、現在の未曾有の経済危機、多発する災害、パンデミックという中で、第4次産業革命によるデジタル技術の目覚ましい発展など様々な因子により、1年ひと昔というほどのスピード感で社会が変化しているという事が実感できました。
 今後、我々、現在の多岐に渡る事業におけるSDGsとの親和性を整理・発信し、ESG信用を高め、製品のサーキュラーエコノミー化の推進などにより、組織の社会における重要性を高める事が、現在の社会に強く求められている事であると確信できました。
さらに、観光、宿泊、福祉、スポーツ、教育、人材育成など様々な事業や、従業員の育成、働きがい創出など、進む人口減少、生産性向上の観点においてもイノベーションを起こし、地球や世界、地域社会から求められ続ける組織へさらなる発展を促す事が、時代の過渡期である大きな変化に順応し続けるカギではないかと感じました。
また、地域社会とのオープンイノベーションにより、大きな社会課題へのソリューションを生み出していく必要があるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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