人間くささを愛でる。

本日は嫁の体調が良くないため、ランチミーティングという事にして、こそっと外食しました。

相手は昨日の残業中にバームクーヘンを勧めてきた後輩です。

聴いていると、齢30歳にしてなかなか不条理な人生を生きてきてます。

ランチタイムのピークを過ぎ、着座してホルモンチゲをそれぞれ注文しました。

私は誰かといると、相手の話を聴く役割になることが多いです。
私は、話のつまらない選手権があれば毎回優勝候補にはあがるくらい、しゃべりはつまらん男です。

さて、山のように盛られたサラダに負けない位、たくさんのぐちが出てくる、出てくる。

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人のぐちを聴くのイヤがる人多いですが、ちゃんと聴くと人のぐちは飽きないです。

人の眼を通じて感じた世界観、価値観が壊れた鳩時計の鳩みたいに湧きでてくるんですよ。

ぐちは私の目の前に置いてあるホルモンチゲや野菜に振りかかってまして、妙な味がするスパイスへと変貌していくのです。

これはB級グルメとして売れると確信してます。

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ぐちったり、弱音吐いたりしてる時が一番人間の臭いがしませんか。
かっこつけたり、いい人ぶらなくていい。
自分という人間性をさらけ出してほしい。

そこに、美があり、芸術になりえる。

蓼食う虫も好き好き。人それぞれなのです。

おしまい。

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