ときめきメモリアル。と私。

皆様は「ときめきメモリアル」というゲームをご存知でしょうか。
仮想恋愛ゲームです。
緑色や紫色の髪の毛の女のコが出てきます。
(確か)

父親が北九州出身だったせいか、我が家は母親が父親を立てていました。
母親は外では一歩半下がって歩いてました。

鈍感な私から見ても母は苦労していました。
私はちゃんと女のコの気持ちを理解しようと誓いを立てたのが、中学二年生の頃でした。
そのあたりに「ときめきメモリアル」に出会った気がしますやり込みました。
告白しては振られ、たまにうまくいくこともある。現実とは大違い。

ゲームは誰とも相談できませんが、現実は友達とかに相談することができます。
卒業式の日、私の第二ボタンは需要がありませんでしたが、気になってた女のコにお手紙を書いて、告白しようと思いました。
会えなくなるのが寂しかったのです。
携帯電話がない時代ですので、その娘の家に電話して、お父さんに怒られるのをびびってたので、手紙を書いて下駄箱にイン!
もちろん友達に事前に恋愛相談しました!
なんてセリフを言うか、呼び出す場所はどこにするか、等々。

友よ。かけがえのない友よ。
そうじゃなかったろ。
まず、あの娘に他に好きな人がいるのかとか、私のことをどう思ってるのかを教えて欲しかったな。

決めゼリフ言いたかったな。
用意したお菓子二人で食べたかったな。

1時間経っても来てくれる気配なかったな。
場所間違えて伝えてしまったかな。
あの娘は結局来なかったな。

私のときめきメモリアル。

何も語らない君の瞳も  
いつか思い出となる
言葉にならない悲しみのトンネルを
さぁくぐり抜けよう

悲しみのトンネルをくぐり抜けて、メロコア、ヒップホップにはまっていくのでした。
おしまい。

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