見出し画像

社会運動の力学

〇コロナワクチンへの不安を少しでも減らしたい医師たちのプロジェクト:コロワくんサポーターズ


https://corowakun-supporters.studio.site/
上記ミッション/ビジョンを掲げる、LINEボットを主体としたプロジェクト( https://line.me/R/ti/p/%40712degpo)が始まっています。
メディアでワクチンへの不安をあおっていると感じる部分もありますし、医療者も患者へワクチンへの不安をあおっているケースもみられます。
過剰な不安を拭い去り、国民のムーブメント=社会運動としてワクチン接種が進んでほしいと願っております。

〇社会運動の力学


コロワくんサポーターズの活動を拝見しつつ、これはJTOP(https://www.teamoncology.com/aboutus/jtop)で学んだムーブメント=社会運動の力学のエッセンスが詰まっているだろうと感じられたのでシェアさせてください。

まず、デレク・シヴァーズ氏のTED talkです。広場に裸踊りはどう広がったか?に注目してください。

画像1


(https://www.youtube.com/watch?v=V74AxCqOTvg)


① アホの一人踊りと称される始まり。

画像2

最初にひとりで裸踊りをする人がでてきます。最初は誰も評価していないし、冷ややかな目も当然あります。

② 2人目が裸踊りに加わります。

画像3


実は、これは極めて重要な動きです。二人目は一人目の裸踊りと同様に勇気がいる立ち位置ですが、周囲に対してどうやって後から続くか見本を示しています。「ほら、みんな楽しいよ、こうやって後に続くんだよ」といった感じです。ひとりめのフォロワーがいるからこそ、最初の人がリーダーになれます。実は、ひとりめのフォロワーは一見目立たないですが、リーダーシップの重要な形態であり一人目と同等の価値があります。ムーブメントの一人目はその点を理解し、最初のフォロワーへは対等な評価を与え尊重しなければいけません。

③ 3人踊れば集団の始まり、注目の始まり

画像4


3人からは「集団」になります。集団は注目され、ムーブメントの起爆剤になります。広場で座っているほかの人たちも、きになってしょうがありません。


④ どんどん増えます。

画像5

ここからムーブメント=社会運動のモーメンタムが爆発します。

画像6

もはや、加わることが全く恥ずかしくないフェーズに入ります。それどころか、どんどん楽しさを増し、注目されていきます。

⑤ かつてないレベルの集団に。

画像7


もはや、踊りの集団に加わらないことの方が不自然になってきます。

画像8


ムーブメント=社会運動になります。

【教訓:ひとりめのフォロワーがムーブメントを起こすキーファクターである。】
ひとりめのリーダーが評価の中心にいることが多いですが、ひとりめのフォロワーをつけることがムーブメントの始動にいかに重要かを、TED talkでは強調しています。ムーブメントを起こす場合、最初のフォロワーになるというリーダーシップをとる勇気も必要です。

〇コロワんくんサポーターズ×社会運動の力学

私はメンバーではないので内情は全くわかりませんが、コロワくんサポーターズというムーブメントが起こるにあたって、今回紹介のTED talkに紹介される社会運動の力学のエッセンスはあるのではないかと想像します。

そして、コロワくんサポーターズに限らず、<COVID-19ワクチンを接種する!>ということそのものも、今は慎重派の日本人の中では裸踊り状態なのかもしれません。ムーブメント=社会運動の始まりを見ている状態と思います。TED talkの裸踊りのように、ワクチンを打たないことが不自然な時期がくるのではないでしょうか。

各々がMission/Visionを展開する上でも、大変参考になりそうな、興味深い社会運動の力学の紹介でした。

コロワくんサポーターズの成功を祈っております。

いいなと思ったら応援しよう!