4さいのきみへ
平成最後の日に息子が4歳になった。ほんとに子どもが大きくなるのは早い。4歳にもなったし、息子の名前に込めた想いを残しておきたい思う。
息子の名前
僕は結婚の際に本籍を変えたほどの婿養子、義理の両親には男の子がいない。まあそんな状況で、僕らの一番目はかわいい娘。そして三年後に産まれたのが4歳になった息子。約55年ぶりの男で歓喜の嵐。
「気を付けていないと頭の悪い人間になる」と感覚的に察知した僕は、息子にはそうなってほしくない想いを名前に託しました。
「君にはきっと家族や親せきから物も食べ物もたくさん与えられるでしょう。でもそれは当たり前のことではないし、ほとんど必要ないものが多いです。ちえをもってわきまえて必要なものだけ分別してね、他に必要なものやことがあるなら自分で取りに行けるようになってね。そしてひろい視野をもって教養のある豊かな人生を歩んでください。」
みたいな想いを込めています。
4歳の誕生日にて
その日はたまたま仕事をが休みだったのでバーベキューでもしようかと思ったけど、天気予報は雨。当日になって屋内遊園地?なるものへ出かけた。
そこで遊んでいるのを見守っているときに、息子が迷子になる恐怖から遊びに集中しきれていないのが見えた。遠くから見ていたが、僕の姿が見えないと遊びをおいて探し始めるというのを何度もやっていた。
「遊びきれていないなー」と思った。
もっと近くで見ていてもよかったんだけどお姉ちゃんもいたからね。さらに僕一人で行ってたしね。二人とも同時には見きれないのよ。
だからこれからはもっと自由にのびのび遊べるように、僕の休みの日は二人きりで出かけよう。君が産まれる前に、お姉ちゃんと遊んでいたように。そして自由には責任が伴うから、これからはどんどん責任を取っていこう。君は責任の取り方を知らないから自由を得ることができないんだよ。
外でドロドロになって遊んでもいいよ。家に帰ったらきちんときれいに洗ってから部屋に入るなら。
手でご飯を食べてもいいよ。お箸で食べるよりきれいに食べれて、食後に手を洗いに行くなら。
君は頭が良くて言葉で意思疎通が十分できるのだから、わからないふりして逃げないでもっと話をしよう。
というわけでもう4歳になったなぁ。早いよ。息子はお母さんのことが大好きよねーお父さんもお母さんが好きなのよ。甘えん坊だからついつい過保護になる時があるけれど、もうそろそろ終わりにしよう。これからは一緒に遊びを楽しもう。人生の楽しさを一緒にかみしめよう。
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