#102「One for all, all for one」4年 森翼
Noteをご覧のみなさん、こんにちは。関西学院大学体育会サッカー部4年の森翼(もりつばさ)です。今回のような、私自身のことを文章にする機会がなく、拙い文章なってしまうと思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
はじめに軽く自己紹介をします。「翼」という名前からもわかるように、父がキャプテン翼の大ファンであり、主人公の「大空翼」から命名してもらいました。この名前をつけてもらう頃から私がサッカーをすることは決まっていたんだと思います。そして、5歳からサッカーを始め、気づけば大学まで続けていました。
2024年2月、就活解禁日が近づく中で、先輩の紹介でありがたいことに早期選考を受けられることになった。面接は片手で数えるくらいしかしたことがなく、練習のつもりで選考に臨んだ。面接では必ず学生時代頑張ったこと、いわゆるガクチカを聞かれる訳だが、もちろんサッカーの話をしていた。その深掘りでサッカーを続けてきて得たもの、良かったことを聞かれた。面接の空気感を味わうだけと全然準備してなかった私は、即興で「仲間との繋がり」と答えた。今思えば、なんで準備してないねんと思うが、用意しててもこの答えになっていたと思う。
チームスポーツであるサッカーは、1人ではできない。仲間がいてこそ、相手がいてこそ、初めて試合ができる。そんな仲間とキツイ練習でも互いを鼓舞し合って取り組んだり、走りでは、走りが苦手なやつを押して助けたりする。自分だけタイムに入ればいいんじゃない、全員で入らないと意味がないと。普通は自分が入れば、それでいいと思う人もいると思うが、チームとして強くなる為に、関学サッカー部の先輩、同期、後輩は互いに本気で向き合っていることをサッカー部に入部して強く感じた。コンダクターミーティングでは、一人一人のサッカーをする意味、組織への貢献の仕方や想いを本音で熱くぶつかり、話し合った。みんなが本気で組織に対して、向き合っていることを知った。
もちろんピッチ外でも繋がりは続いている。練習終わりのアクセスでの何気ない会話、夜中に集まってするマリオカートやスマブラ、堀江や神戸にvintage デニムを買いに行ったりと、まだまだ沢山あってここには書かないが色んなことをして楽しんだ。
「人は生まれながらに平等じゃない。」
某ヒーロー漫画の最終話にあった文章だ。私たちは一人一人、能力や考え方が違って、それ故に他者を羨んだり、形の違うその身と心を他者に馳せ、交点を探す。他者だから分かり合えず、でもだからこそわかろうとすることに意味がある。自分の持っていないものを持っている誰かに救われることがあることもある。その逆も然りである。
そんな互いの弱みを補いながら戦っていける本気の仲間が関学サッカー部にはいる。自分が調子が悪くても、助けてくれる仲間がいる。自分がしんどい時、うまくいかない時、苦しい時、隣を見れば、最強で信頼できる仲間がそこにいる。そんな仲間と関学サッカー部で出会えたことは、私の人生の宝物だ。
そんな仲間とは、長くて3ヶ月しかサッカーができない。だからこそ、どんな時も前を向いて、手を取り合って、残りのシーズンを駆け抜けていこうと思う。