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#55「愛を持つ」2年 鶴谷圭吾

部員ブログをご覧の皆さん、初めまして。
関西学院大学体育会サッカー部2回の鶴谷圭吾です。今まで指導者としてお世話になった方々、これまでに一緒に戦ってきたチームメイト、家族や友人など、どなたに届くかはわかりませんが、最後まで読んで頂けると幸いです。

<名前>鶴谷 圭吾
<出身> 兵庫県神戸市
<出身チーム>西宮SS→ガンバ大阪門真ジュニアユース→ツエーゲン金沢U-18

これまでにたくさんの人たちとの出会いが私の人生を豊かにし、今日ここまできた。

いつも自分が感じること。

「自分は他の人とはちょっと違うな」


これは良い意味でも悪い意味でも。
サッカーにおいてもそれ以外でも。

サッカーにおいては、必ず自分のプレースタイルを貫く。そのプレースタイルが監督が求めるものとは違って、試合に出場出来なくてもそれを貫く。私のプレースタイルは決して目立つわけではなく、外からは評価されにくいと思う。でも、監督や選手が理解してくれるまで貫き続けるし、そのスタイルで結果を残したい。変化することは大事だけれど、自分の軸をぶらさないことはもっと大事なことだと思う。

しかし、自分を貫く姿勢がときには周りに誤解を招いてしまうことがある。腑に落ちない事柄には、納得のいかない思いが表情や態度に出てしまう。良いことではないと自分でもわかっている。改めなければならない部分である。
けれど、自分の思いはとことん貫く。そこが自分の長所でもあるし、他人と違う良さでもあると思うから。

それでも、サッカーを初めて約15年。これまでの僕のサッカー人生を振り返ってみると、良いことばかりじゃなかったし、上手くいかなかったこと、辛かったことの方が多かった。

とくに、高校3年間は挫折の繰り返しだったと今になって思う。初めて親元を離れる決断をし、環境ががらりと変わり、これまで当たり前だったことが当たり前ではなくなったからだ。寂しい気持ちもあったし、帰りたいと思うこともあった。そこで、初めて親の有り難みを知ることができたし、遠いところにいても一番近くで支えてくれているんだなと思うことができた。だからこそ、たまに観に来てくれる試合では絶対に成長した姿を見せたかったし、点を決めてプレーで恩を返したかった。そんなこともあって、少しは考え方や価値観が大人になったと思うし、全てにおいて成長することができた。成長するきっかけを作ってくれ、これまで不自由なくおもいっきりサッカーをさせてくれている両親には本当に感謝している。

他にも高校のときの先生や、友達。たくさん迷惑をかけたけど、サッカーで上手くいってなくて落ち込んだときには陰ながら支えてくれていたし、自然に元気を与えてくれていた存在だったと思う。今はなかなか会えなくても、信頼しているし、これから先、大人になってもずっと大切にしたいと思える存在だ。ありがとう。

また、去年のBチームの先輩方にも。感謝したくても仕切れない。本当に優しかったし、頼りにしていた。自分の理想像の先輩方だったし、いつか自分もそうでありたい。

ここまでを振り返ってみると


「自分はとても幸せだったんだな」


「いい人たちに囲まれていたんだな」


と心から思う。

頑固な自分
それでも

たくさん支えてもらって、どこかで応援してくれてる人たちがいるからこそ今の自分があると思う。

もう残りそう長くはないサッカー人生。どうなるかはわからないし、これから先も辛いことの方が多いだろう。それでも、最後にはこれまでの頑張りは無駄じゃなかったんだな、続けてきて良かったなと胸を張って終えれるようにしたい。そのためにも今を全力で切磋したい。全ての人に愛と感謝を持って。


「私はまだ未完成だけど既にこの上なく完璧だ」


最後まで読んでいただきありがとうございました。



  関西学院大学体育会サッカー部 2年 鶴谷圭吾



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