#96「もっと」2年 澤田佳憲
noteをご覧になられている皆さん、こんにちは。
今回、部員ブログの担当をさせていただきます、2回生の澤田佳憲です。
このような機会が今まであまりなかったので拙い文章になるとは思いますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
何について書こうかとても悩みましたが、口下手な私が、普段は恥ずかしくて言えないような思っていることをnoteを通して伝えようと思います。
初めに自分のサッカー人生について書こうと思います。
私は両親に野球かサッカーどっちかにしなさいと言われ、ボールを蹴ることが楽しかったことと坊主にすることが嫌でサッカーを始めたことを覚えています。小学5年まで地元の小学校のサッカークラブに所属しており、最終学年になるタイミングで兵庫FCに入団しました。今までenjoyでサッカーしていた時と環境が大きく変わり、入団して最初の試合がJチームだったことを覚えています。
中学でもそのまま兵庫FⅭに上がりました。ここで強烈な監督と出会います。何度怒られたかわからないぐらい、サッカー内外で怒られました。サッカーの試合中、何をしても怒られ、まともに褒められたことなんて3年間で1回もない気がします。当時はとても苦しかったですが、今考えると、このおかげで精神面が大きく成長したなと感じ、感謝しています。
高校には繋がりもあって広島県の瀬戸内高校に入学しました。高校では2年生から試合に出させてもらい、最終学年になると主将を務めました。あまり周りのことを考えてこなかった自分に新しい視点や、上に立つ責任、まとめる難しさなど、キリがないほど多くのことを学ぶことが出来ました。そして、今は関西学院大学体育会サッカー部の一員として日々精進しています。
高校の監督から3年生のころずっと言われてきた言葉があります。
試合を決める選手になれ。
この言葉は私ともう1人の選手がずっと言われてきた言葉ですが、結局、私は試合を決めれる選手になることは出来ませんでした。
どういう選手が試合を決める選手になれるんだろう。
高校3年生の頃、ずっと考えていたことです。幸いに、選抜活動などで色々な選手を間近で見れる機会がありました。圧倒的な守備範囲でゴールを割らせないやつ、シンプルに得点でチームを勝たせるやつ、攻守に走り、戦い、チームを鼓舞し続けるやつ。こんな選手が試合を勝たせれる選手かと身をもって感じました。自分は結果でチームを勝たせよう。そう思ってやっていましたが、実際、点を決めれたのはインターハイだけでした。いつからかシュートを打つことから逃げ、アシストで満足するようになり、自分で自分を騙していました。
高校最後の選手権では、誰かが決めてくれるだろう、そうやって心の中で人任せにしていた自分がいて、結局、初戦で負けてしまいました。自分にもっと得点能力があれば、もっとチャンスメイクできていれば、前からあったチームの気の緩みをしっかり引き締めていれば、など。自分の力不足のせいでチームを勝たせられず、引退させてしまったと感じています。もうこんな思いをしたくないし、自分の得点でチームを勝たせる選手になりたい。本気でそう思うようになりました。
そう意気込んで関学サッカー部の門を叩きました。
覚悟はしていましたが、とんでもなく上手い選手が同期にも先輩にもいて、レベルの高さ、1人1人の意識の高さ、サッカーに対する考え方に驚きました。
やっぱり自分は全然甘かったんだな。
それと同時にチャンスだと思いました。この環境に身を置くことで、自分自身のサッカー内外の成長や細部まで意識を変えられると。
そして、この組織に揉まれながら成長できたと思っていましたが、去年のB2の決勝トーナメント進出がかかった試合で、何も結果を残すことができず、大好きな先輩たちを引退させてしまいました。
まだまだ足りないんだな。そう気づきました。
みんな優しいからか、「佳憲プレー良かったな」「お前めっちゃいいやん」と褒めてくれることは嬉しいですが、自分の見て欲しいところはそこではないです。ボールを受けて前進させることなども大事ですが、得点に絡むプレー、アシスト、特にゴールに目を向けて欲しいです。私には、自分が結果で勝たせる選手になりたいという目標があるので。
もう入学して1年半が経ちますが、人生であまりしてこなかった怪我に悩まされることが多くなりました。今までと比べてサッカーに対する意識は高くなったとは思いますが、心のどこかで気の緩みがあり、それが怪我につながっているのかもしれません。今年に入って2回の長期離脱をしました。1回目の離脱時では、それまでトントン拍子でステップアップできており、今思うと慢心から隙ができていたなと思います。復帰後、なかなか体が思うように動かず、プレーも全然上手くいきませんでした。大学に入ってこの時期が一番精神的にしんどかったです。自業自得ですが。
恵まれていることに、私の周りにはこんな自分に対して気にかけてくれる人や支えてくれる人、しっかり叱ってくれる人、切磋琢磨できる人が多くいます。照れ屋でいつも面と向かって言えてないですが、本当に感謝しています。
大学サッカーも残り2年半となり、折り返し地点が見えてきました。現状、私はB1で、このままでいいやとかいう気持ちは一切ありません。早くAに戻って力をつけないといけないし、圧倒的な存在になるためにも毎日を大切に成長しなくてはなりません。課題は山積みですが、1つ1つ積み重ねて、自分がなりたい、試合を決める選手になります。
この組織が日本一になるために。その先の道を自分で切り開くために。
自分の気持ちをだらだらと書いてしまい読みづらいと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
関西学院大学体育会サッカー部
澤田佳憲