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#3「筋肉は裏切らない?」4年 松本虎志郎

こんにちは。
関西学院大学体育会サッカー部の松本 虎志郎(まつもと こじろう)と申します。

今年度から横田(写真右・主務)とタッグを組み、副務として活動させていただきます。

横田の熱い部員ブログをまだ読んでいない方は、
こちらからどうぞ!


横田のだけ載せてると後でなんか言われそうなので、宮内(副将)の部員ブログも載せておきます。

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初めましての方も多いかと思いますので、自己紹介をさせていただきます。

出身は愛媛県伊予市双海町という、愛媛の中でもトップクラスに田舎と言われる限界集落です。

どのくらいの田舎度かと言うと、小学校の同級生は約20名、当たり前のように電車は1時間に1本、しかもその電車が猪と衝突して運転停止する、コンビニは22時に閉まる(もはやconvenienceではない。)など、挙げればきりがありません。

しかし、自慢できる点もあり、サッカー漫画『アオアシ』好きの人はピンと来ているかもしれませんが、大人気サッカー漫画『アオアシ』の主人公・青井葦人の出身地のモデルとして、我が双海町が描かれています。(自称:青井葦人のモデル、でやらせてもらってます。)

最寄りの隣の駅
いつもこれで自慢してます。


大の阪神タイガースファンである父の影響で、『虎』という字が名前に採用されました。どのぐらいの阪神ファンかと言うと、阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たした際に、家族の前で大号泣するほどです。


趣味は筋トレです。

もとい、

筋トレの趣味が僕です。



なんとなく僕の人となりを理解していただけたところで、早速本題に入りたいと思います。

部員ブログということで、何を書くか迷いましたが、今回は僕の「嫌いな言葉」について書こうかなと思います。

大体こういうのって好きな言葉について書くケースが多いかもしれませんが、今回はあえて「嫌いな言葉」について書かせてください。


話は前後しますが、僕は筋肉に脳を侵されています。四六時中、筋肉について考えています。

筋トレ好きの人は誰もが聞いたことがあるであろう、『筋肉は裏切らない』という言葉を信じて、未だ見ぬ筋肉を求めて、ただガムシャラに筋トレに励んでいました。

初めは見る見るうちに筋肉がデカくなり、周囲からももてはやされました。


しかし、喜びも束の間、全く筋肉が成長しない時期が訪れます。

初めて壁に直面した僕は、
「なんだ、筋肉は裏切るじゃないか。」
と筋肉を責め立てていました。


ただ、冷静に考えると、筋肉が僕を裏切っていたのではなく、僕が筋肉を裏切っていた、ということに気がつきました。

自分の頑張りにきっと筋肉が応えてくれるだろうという浅はかな期待を寄せている時点で僕の負けであって、本来持つべきマインドは、筋肉が応えてくれるまで自分自身を追い込む、筋肉にデカくなるしかないと思い込ませるまで追い込む。これこそが真の筋トレであり、筋トレの本質なんだということに気づきました。


『筋肉は裏切らない』の遠い親戚ぐらいの関係にあたるのが、『努力は必ず報われる』という言葉だと思います。

道徳の教科書の1ページ目に載っていそうなこの言葉ですが、前述した僕の考えに照らし合わせると、この言葉も僕にとっては受け入れ難いものです。

『努力は必ず報われる』
この言葉は、プロ野球界最多である868本のホームランを打ち、読売ジャイアンツのV9にも貢献、「一本足打法」でおなじみの王貞治さんの言葉です。


阪神タイガースの長年の宿敵、読売ジャイアンツのレジェンドの言葉を見ず知らずのうちに蔑んでいたとは、さすが父親の血を引いているだけあるなと感じます。


努力すれば必ず報われるのであれば、否応なしに全員が努力し、成功をおさめるではないか。事実、努力していた人で報われなかった人はこの世界に山のようにいるはずだ。

「なんだこの浅い言葉は」
と嘲笑していた僕は、ネット上にも僕の考えに共感してくれる人がいるはずだと思い、

「🔍努力は必ず報われる 浅い」
で検索をかけたところ、

なんと『努力は必ず報われる』という言葉には続きが存在するということを初めて知りました。

努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。


深すぎる。正直僕が浅すぎた。無知な自分が恥ずかしかった。


王さんの言うところの「努力」とは、目標やゴールを達成して初めて「努力」と言えるのである。自分では努力していると思っていても、目標の達成のために見合っていない行動をしていれば、それは努力とは言えないのです。


ということは、『努力は必ず報われる』は真実である。少し言い換えれば、『報われるまで努力する』が本質なのかなと思います。


先ほどの、筋肉が応えてくれるまで筋トレをするように、自分の行いが結果としてあらわれるまでやり抜く(努力する)必要があるのです。

僕たち関学サッカー部は『日本一』をMISSION(目標)に掲げています。

日本一を達成するためには、次から次へと押し寄せてくる困難を乗り越え、様々な課題を解決する必要があります。


ただ、一つ忘れてはいけないのは、僕たちはあえて達成が困難な目標を自ら設定しているということです。

「リーグ残留」を目標としているチームと、
日本一」を目標としているチームで、目標達成のためにやらなければならないことが同じなはずがない。

日本一」を目指すからこそ訪れる困難もあるだろうし、それは身体的にも精神的にもキツいものかもしれない。


ただ、「日本一」という目標を達成させたいという確固たる信念さえあれば僕は乗り越えられると思います。


今後活動して行く中で、挫けそうになることもあるかもしれません。そんな時は、「日本一」という目標に立ち返ろう。


キツくて当たり前だし、こんなところで挫けてたまるか、ときっと思えるでしょう。

自分たちで「日本一の努力をしている」という自覚があっても、蓋を開けてみれば、「努力」と呼ぶには到底及ばないものである場合もあります。

だからこそ、僕たちは「日本一」という目標に見合った行動をし続ける必要があり、その結果として「日本一」を達成して初めて「努力」をしたと言えるのです。


日本一」を達成した先に何が得られるのかは見当もつかないし、何も得られない可能性だってある。それは「日本一」を達成したチームにしか知り得ない特権だとも思う。


僕はそれを自らの目で見たいし、部員全員と感情を共有したい。


インカレ決勝後、「俺ら日本一の努力できてたな」と全員で嬉し涙を流そう。


未だ見ぬ「筋肉」と「日本一」の景色を関学サッカー部全員で見に行こう。

4回生のみんな、やるぞ!

最後に

まとまりがなく、稚拙な文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただけた皆様、ありがとうございます。

少しでも僕が伝えたかったことを汲み取っていただければ幸いです。


関西学院大学
体育会サッカー部 副務
松本虎志郎


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