#85「飽きることのない存在」4年 村上景司
みなさんこんにちは。
関西学院大学サッカー部4年の村上景司(むらかみ けいし)です。
普段このように自分のことを言葉にして書く機会がないので良い機会だと思って書かせていただきます。
まず僕自身について。
男三人兄弟の末っ子。
性格は楽観的でマイペース。
ポジティブとは少し違うが、まあ前向きな方である。
楽しいことはとことん楽しむし、特に友達と遊ぶことは大好きである。
一方で、意外に緊張しいだし、結構人に気をつかうといった一面もある。
めんどくさがりで飽き性。
よく何を考えてるかわからないと言われる。
まあ何を考えているかというと実は何も考えていない。
まあこんな感じだから、よく人の話を聞き逃すことがあるし、話がずれるなんてことは日常茶飯事。
とまあこんなところ。
正直に言って、できた人間とはいえないふつうの人間である。
こんな人間だが、たった一つ飽きずににやり続けていることがある。
それがサッカーである。
先ほど性格に書いていた通り、飽き性の僕が唯一胸を張って頑張って続けてきたと言えるもの。
はじまりは小学1年生の秋。
友達に誘われて、なんとなく楽しそうだから。という理由でサッカーを始めた。
小学生の時は、その他にも野球、ソフトボール、水泳、体操、書道、と色々な事をやったが、どれも小学生のうちにやめた。
小学5年くらいでサッカーを続けていくんだろうなと薄々感じてはいたが、そこまでの夢と覚悟はその頃なかった。
そこからは
中学 千里丘fc
高校 ガンバ大阪ユース
大学 関西学院大学
と、関西では有名どころを進んできた。
周りからは、よく「サッカー順調やな。とんとん拍子で良いとこいくやん」と言われてきた。
でも正直そんなことはなかった。
実力はいつも一番下から。
中学、高校の時、ともに一年目はBチームのベンチ。
だから、サッカーで今まで自分に自信を持ったことはほとんどない。
周りには自分より上手いやつが山ほどおって、それが当たり前だった。
だから良くも悪くもプライドがなく、頑張るしかなかった。
自分がやりたくてやってるサッカー。
楽しまないと意味がないと思って、考え込みすぎずにやってきた。
それが一番自分に合ってると思ったから。
自分が進んでいる道に全く後悔はない。
そんなこんなで自分が楽しむために、自分の成長のためだけにサッカーをしてきた。
しかし、それだけではいけなかった。
大学になって、今までしてこなかった怪我を何度もした。
怪我明けは、いつもコンディションが戻るのに時間がかかり苦労した。
いつもここぞというタイミングで怪我をし、何度も悔しい思いをさせられた。
2年のインカレ前
3年の総理大臣杯前
デンソーカップ前
今思えば、怪我をする前にもっとできることがあったんじゃないかと思う。
外から見るグラウンドほど寂しいものはない。
もう2度とあんな思いはしたくない。
しかし、それも良い経験だったと今では感じている。
大学サッカーでは良くも悪くも未知の色々な経験をすることができた。
個人として、サッカーではうまくいかないことの方が多かったし、文句を言うときもあったけど、最高に楽しかった。
そんな大学サッカーもあと4ヶ月ほど。
これまであっという間だった。
でもまだまだこれから。
チームでもまだ納得のいく結果を得られていない。
大学サッカーが終わるときに、
個人でもチームでも
「後悔はない」
「やりきれた」と思えるように、
残りの大学サッカー死ぬ気で楽しむ。
4ヶ月後、最後の試合に勝って、みんなと笑い合ってる未来を楽しみにしてる。
関西学院大学サッカー部
村上景司