#80「夏という季節が僕はすこぶる嫌いである」3年 三宅凌太郎
部員ブログをご覧の皆さんこんにちは。関西学院大学サッカー部3年の三宅凌太郎(みやけりょうたろう)です。このように部員ブログを書く機会をいただき、きっとどこかの誰かに少しでも何かを伝えれていることを信じて書きますので是非最後までご一読ください。
「夏という季節が僕はすこぶる嫌いである」
まぁスポーツをしていて夏が好きなんて人は少数派だとは思うがそういう問題ではない。
中学2年生の夏、ランニングをしている際突如吐き気に襲われてから毎夏息が上がるとすぐに吐き気が込み上げてくるようになった。
かれこれ8年目。気持ちで負けているからだという根性論で乗り切ろうとしてた高校時代。冷静にそんなもんじゃどうにもならないとあらゆる検査や薬を飲むも特に何もなく、もう夏に動くならこれとともに戦うしかないと最近は腹を括った。
夏は何度も心が折れる。
まだ限界じゃないのに吐き気に足を止められる。
不甲斐ない。悔しい。もどかしい。
なんで俺だけだと、なんで毎年こうなるんだと
汗と被った水で涙を誤魔化した日は数え切れない。
吐いて休んでグラウンドに戻って、また吐いて。
挙げ句の果てには吐きかけたものをそのまま飲み込むことさえできるようにもなった。
そうやってメンタルが限りなくネガティブな感情に支配されそうになった時自分自身に投げかける言葉が2つある。
「いい顔してやれよ〜」
高校時代は帝京長岡高校に所属し、指導してくださった古沢先生によく言われていた言葉である。文面で見るとなんか可愛く見えるけど
正直その当時は
「めちゃくちゃきつい練習させといてそれはどーゆーことや」
「さっきまでめっちゃ怒ってたやん」
「いい顔ってどんな顔や」
って心の中で思いながら3年生当時はキャプテンをやらせてもらっていた自分はとりあえずこの写真見たいな鬼の形相でみんなに「いい顔してやれよー」と叫んでた。
高校の時はよくわかんなかったけど今になってよくわかる。
きつい時、逆境に立たされている時、心折れそうな時、
そんな時にギラギラしてるやつ。
そんな時になんとかしようとするやつ。
そんな時に頑張れるやつ。
そういう選手はいい顔してやってる。
心の持ち方で表情は変わる。
後のことを考えずまず目の前
今年のスローガンである「一旦やってみ」の精神で全力を尽くそうと思う。
「負けた方がしんどいって」
2つめは負けている自分やネガティブな自分に腹が立ち怒りの感情が込み上げてくる時に投げかけるこの言葉。
サッカーの試合で負ける。
サッカーに限った話ではない。
本気で向き合ったもの、努力したことで誰かに負ける。みんなにもそんな経験があると思う。
その時の何にも変え難い感情。
これはどんなしんどいこと、苦しいことにも勝ると思う。
高校時代は1、2年では選手権ベスト4
耳にタコができるほど「負けた方がしんどい」と言われ積み重ねてきた。
それでも3年ではPKを外しベスト16止まり。
3、4ヶ月は夜寝る前に必ずその瞬間が頭によぎって寝付けなかった。
負けることに比べたら、あの思いをするくらいなら
夏の練習だって頑張れる、2部練だってなんとか乗り越えようと思う。
目先のことではなく最後にどうなりたいか。
それだけを追い続けて夏は闘い続けたいと思う。
これからも暑い日が続きますが死んだ顔してたら指摘してください。
ただ宏次郎さん(監督)。やりすぎるとほんとに死ぬんで程々にお願いします。
長くなりましたがここまで呼んでくださった方ありがとうございました!
最後に個人的にこの部員ブログがどれくらいの人に届いているのか気になるところがあるので是非下のハートマークを押してから閉じるようにお願いします🤲
では次の部員ブログを楽しみにお待ちください。さようなら。