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#113 「誰かのために戦う人間は強い」 1年 先田颯成

初めまして。

関西学院大学サッカー部、法学部1回生の先田颯成(さきたりゅうせい)と申します。

今回初めてこのようなブログを書くので拙い文章になると思いますが、一生懸命書いたので最後まで読んでもらえると嬉しいです。

まずは自己紹介をさせていただきます。

福岡県福岡市出身で2人兄弟の次男。

これといった趣味は特にないんですが、友達と話すことが好きです。

性格はマイペースでプライドが高い人だと思っています。周りの皆さんどうですか?あってますか?笑

MBTIはESFJの「領事」と出ました。

2つ上の兄の影響で1年生からサッカーを始めました。
最初は兄を追っかけてアビスパスクールに2年間通い、その後はまた兄を追っかけて油山カメリアFCというクラブチームに2年間通いました。
そして5年生になり、サガン鳥栖ジュニアのセレクションに合格し、入団しました。

中学生からはそのままジュニアユースに昇格しました。そこでは日本一を2回経験させてもらいました。

高校はユースに昇格しました。ここではほんとにほんとに苦しいことばかりでした。同期のみんなや先輩、誰に聞いてもユースでの3年間が1番しんどかったって言うと思います。

そして大学は関西学院大学サッカー部に入部しました。入部して約8ヶ月、初めての部活動なので少し戸惑う部分もありました。それぞれの係に別れて献血活動やゴミ拾い活動をするなど新しい経験ができています。


ここで、本題に移ります。
私は19年間生きてきて多くの人に支えられていることをサッカーを通して実感した。

まずは両親。
幼い頃から様々な経験をさせてくれた。
今までにサッカーにかかっているお金は計り知れない。欲しいと言ったものは自分より子供を優先してくれた。怪我をしたらすぐに駆けつけてくれる。正直、そんなに心配すんなって言いたいところだが、自分が子供を授かるってなったら同じくらい心配するのだろう。


そして友達。
試合のたびに応援の連絡をくれたり、高校最後の試合にはみんなで電車で応援に来てくれたりした。帰省の際には、久しぶりに会った人はいつも声をかけてくれる。そのたびに頑張ろうと思える。


これまでお世話になった監督、コーチ
練習はめちゃめちゃ厳しいが、試合では点を決めたり勝ったりしたときのスタッフの喜びはたまらなく嬉しい。映像でも見返すくらい。サッカーの技術はもちろん、人間性の部分でも大きく成長することが出来たと思っている。


応援してくれたサポーター
負けが続いてるときでも、大雨が降ってるときでも試合に来て、大きな声で応援をしてくれた。そして選手ひとりひとりに横断幕を作ってくれた。勝利したあとのサポーターの皆さんの笑顔は鮮明に覚えている。


大学生になった今、夢を追いかける理由がまたひとつ見つかった。


関学には実際にプレーしている選手以外に選手を辞めてコンダクターになったひと、他にも学生トレーナーやマネージャーが所属している。

コンダクターは練習環境を作ったり、遠征の手配をしたり。学生トレーナーはテーピングを巻いたり、リハビリメニューを考えたり。マネージャーは水を入れたり、荷物の管理をしたり。

選手がストレスなく練習や試合を円滑に進められているのは間違いなく学生スタッフのおかげである。ほんとうにありがとうございます。

遠征先で先輩のコンダクターと同じ部屋になった。
そこでコンダクターはパソコンで試合の映像の編集をしたり、大会本部に電話をかけてユニフォームを確認したりなど忙しそうな姿を間近で見た。
こんな裏側まで動いていたのかという驚きがあった。
その姿を見るともっとやらなって思うし、きついとか簡単に言ってられんって思った。
最近だったらリーグ戦で長い連敗を脱出し、勝利した瞬間にコンダクターが誰よりも喜んで涙を流していた。その姿を見ると怪我人の自分であったが、早く復帰してこの人たちのために勝って一緒に喜びたいって思った。


大学に入って正直なところ自分がプロになるためだけにやればいいと思っていた。

その気持ちは大事。
けど、もっと大事なことに気づくことが出来た。

それは「誰かのために」どれだけ頑張れるかってこと。
そして「当たり前」ではないっていうこと。


2011年 東日本大震災のとき被災した観客の前で当時、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していた嶋基宏さんがこう言っていた。

「誰かのために戦う人間は強い」

この言葉通り、被災した方を勇気づけるために戦った選手は2年後の2013年に日本シリーズで読売ジャイアンツを破り見事に優勝した。

その瞬間を俺はテレビで見ていた。

真っ直ぐな思いで前へと突き進んできた選手
諦めずに前へと突き進んだ被災した観客
この全員の心がひとつになった瞬間は今でも記憶に残っている。この試合は多くの人に夢と感動を与えたであろう。

私も応援してくれている人のため、そして今まで支えてくれた人のために私の夢である「プロサッカー選手」になる

決して簡単なものではないことは十分わかっている。

俺は挑戦し続ける。

「誰かのために」
常にこの気持ちを。
そうすることで簡単に弱音なんて吐けないし、目の前の相手には負けられない。
家族のために、仲間のために、応援してくれてる全ての人のために。
これからも強い覚悟をもって走り続けます。
そして「プロサッカー選手」になります。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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