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#75 「繋がり」 4年 馬渕竜希

みなさんこんにちは。関西学院大学体育会サッカー部4年の馬渕竜希(まぶち りゅうき)です。このように自分のことを文章にする機会がなく、拙い文になってしまうと思いますが最後まで読んでいただけると嬉しいです。

小学2年生からサッカーを始め、5年生の頃から、ヴィッセル神戸のジュニアチームに入り、週5日でサッカーをしていた。練習場までは電車やバスで1時間かけて通い、学校の授業後すぐに駅に向かう生活をしていた。朝6時に起床し、試合に出るために朝練習をしていた。全国大会や、韓国遠征を経験し、大きな大会で勝つことの楽しさを身をもって体感した。中学時代、勉強とサッカーの両方に力を入れる。塾に週2日、サッカーのクラブチームに所属していたため、週5日の活動があった。関西大会まで進むことができたが、準決勝をかけた試合で負けてしまいベスト8、全国大会には出場することができず悔しさが残った。高校時代、サッカー部に入る。1年生の時に、55年ぶりの出場となった選手権にチームが出場することとなった。Aチームに入り、メンバー入りはしていたが、ベンチに入ることができず、悔しい思いをしながらスタンドで応援することとなった。


というような感じで、就活の自分史を作っていた時、思っていたよりもサッカーしかしてこなかったことに驚いた。小学生時代もサッカー、中学時代も高校時代もずっとサッカー、少し違うことをしてみようと、大学1回生の夏にオンライン留学に参加したけど、結局それ以外はほとんどサッカーの話ばっかり、それが自分の今までの人生だ。サッカーだけの人生を送ってきたのに、関学では、ずっと一番下のカテゴリー、うまくもないし、活躍もできてない、小さい頃夢見ていたプロサッカー選手にはなれなかった。レベルの高い関学で、サッカーはそんなに上手くいっていない自分にも、胸を張って自慢できることがある。それは、今までサッカーを通してできた「繋がり」だ。そんな中でも、大学サッカーを通してできた繋がり、今の同期は今まで以上のものだと思う。

サッカーを通じて得た友情は、グラウンドの外でも続いている。練習が終わった後、部室T(小島の家)で談笑したり、深夜にみんなで集まって、EURO観戦という名のマリオカート対戦をしたり、総理大臣杯の応援前に仙台の街を観光したりいろんなことをして楽しんできた。もし自分が、大学サッカー部に入っていなかったら、そんな思い出は一切なく、学内ですれ違って声をかけれたのは、小学の時に一緒にプレーしたことあるセグと小中で同じチームだった辻、高等部組の5人ぐらいで、他の人とは、何も意識することなくすれ違っていたなんてことは考えたくもない。 

そんな、楽しい仲間に出会ったが、ただ楽しいだけではない。サッカーに対して、みんなが真剣に取り組んでいる。どんなトレーニングでも、手を抜くことはない。走りのメニューでは、声も出すし、何なら走りが苦手なやつを押して助ける人もいる。コンダクターミーティングでは、1人1人の想いを聞いた。みんなが本気でサッカーと関学という組織に向き合っていることを知った。今までみんなと過ごしたサッカー部での経験は、長いようであっという間に過ぎていった、とてつもなく濃く最高の経験だ。

そんなみんなと出会って、さらにサッカーに対しての熱量が上がった。まだまだ上手くなりたいし、少しでもみんなに追いつきたい、日本一というチームの目標に少しでも貢献したい。自分に残された時間は、数ヶ月と本当にわずかだが、筋トレも自主練もチームの活動もやれることは全部やって、後悔の残らない形で自分のサッカー人生にピリオドを打ちたいと思う。そして、ここで得た「繋がり」を大切にしていきたい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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