#101「まだまだ、もっともっと」1年 奥田和翔
みなさん初めまして!
関西学院大学サッカー部1年の奥田和翔です。
一生懸命文章を書いたので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ありきたりにはなってしまいますが、自分のサッカー人生を簡単に振り返ろうと思います。
父の影響で幼稚園からサッカーを始め、小学生時は少年団のチームに所属。
中学生時は兵庫県の街クラブ、神戸FCに入団。クラブユースはコロナで中止、高円宮杯も関西大会で負け、全国大会には出場できませんでした。
高校はサッカーと勉強を両立できる、大学でサッカーができるという理由で関西学院高等部に進学。
高校1年の夏にインターハイで全国大会に出場しましたが、チームは初戦敗退。自分は途中出場するも何も出来ないまま終わりました。
結局今までのサッカー人生で全国大会に出場したのはこの時の1回だけです。
高校を選ぶ時から関西学院大学でサッカーをしたいと思っていたので引退後すぐに走り込み。ランテストはなんとか突破。4日間のプレーのテストの初日に怪我をしてしまい入部は保留に。6月末に再度練習参加させてもらって7月からサッカー部の一員となり、今に至ります。
とまあこんな感じです。大したことない奴です。全国から選手が集まる関学サッカー部の中で見れば尚更。
全国常連チームでレギュラー張ってたわけでも、誇れるような選抜歴があるわけでもないです。
大したことないですが、自分の中では案外、全く思い通りにいかなかったというわけでもありません。中学3年間出場機会には恵まれ、高校でも1年から試合に絡ませてもらい、全国の舞台も経験。高3時には県1部ではありますが、リーグの年間最優秀選手に選んで頂きました。
もちろん、決してそこに100%満足していたわけではないです。もっと高いレベルでプレーしている選手が山ほどいることは分かっているし、そこに追いつくために努力してきた自信はあります。常に上を目指してきたつもりです。
でもそれが最大限だったかと言われるとどうだろう、と最近考えるようになりました。全力であった、すべてをかけたと胸を張って言えるだろうか。
大学でサッカー部に入って感じることがあります。やっぱり上手い選手達はそれだけのことをしている。目指しているところも努力の質も高い。
それに比べて自分はどうか。やっている気になっているだけではなかったか。やはり気持ちのどこかで自分の立ち位置に満足し、現状に甘えていたのかもしれません。
サッカー部の入部テストでも同じような思い当たることがあります。怪我で入部が保留になってから、筋トレに力を入れたり、自主練で体を動かしたりしていましたが、いざ練習参加をした時、自分は思うようなプレーがまったく出来ませんでした。
今思えばあの時の自分は、ただサッカー部に入ることが目標になっていました。一緒にランテストに受かったメンバーがみんな入部できたから自分も大丈夫だろうと思っていた。
入部してすぐに活躍してやる、上のカテゴリーに上がってやるんだとより高い目標を持っていれば、もっと良い準備ができていたかもしれない。それこそが自分の甘さだなと痛感しました。
「まだまだ、もっともっと」
初めからこのタイトルに決めて書き出したわけではないです。
何を書くか明確なアイディアもないままとりあえずサッカー人生を振り返り、前述したような自分の弱さと向き合った時、ふとこのフレーズを思い出しました。
「現状に甘えず、"まだまだ、もっともっと"という向上心を持ち続ける選手が上手くなる選手だ」
中学の時のコーチがミーティングでよく話していた言葉です。
自分のような弱い人間は、無意識に今のままでよい理由を探してしまう。自分で限界を決め、やった気になってしまう。そっちの方が楽だから。
でもそこで踏ん張り、向上心を持ち続けて努力する選手が上にいける。自分もそうありたいと思います。
自分は今、Dチーム。ここでは上を目指すしかない。"まだまだ、もっともっと"やるしかない環境にいる。
4年間でどこまで這い上がれるのか。
後悔しないために、なんとなく終わっていってしまわないように。
"まだまだ、もっともっと"上だけを見てひたむきに努力します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!