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#64「悔しさをバネに」 4年 山下将摩

部員ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

関西学院大学体育会サッカー部4年の
山下 将摩(やました しょうま)です。

今回部員ブログという貴重な機会を頂きました。自分らしくありのままに想いを綴りたいと思いますので最後まで読んでいただけると幸いです。


私は小学2年生の頃、周りの勧めや友人の影響でサッカーを始めた。地元のサッカーチームに入って確か3.4日でいきなり最初の試合があった。ボールの扱い方、蹴り方、動き方、何も分からないまま試合に出たが、何故か1点取れたことがきっかけでサッカーが好きになった。

小学2年生から3年生に上がる時期、コーチの前でリフティングを100回達成するまでスパイクを履かせて貰えないというチームの規則があった。当然、最初は全く上手く行かず、10回できたらいい方で100回までの道のりは非常に険しかった。それでも毎日公園でひたすらリフティングの練習を続けた。できない自分が悔しかったから。この時抱いた悔しい、もっと上手くなりたいという感情は今でも自分の原動力となっている。

サッカーに打ち込んだ小学生時代もあっという間に終わりを迎えようとしていた頃、地元の中学校にはサッカー部がないという情報を耳にした。サッカーを続けるか迷ったが、クラブチームのセレクションを受ける決断をした。正直、受かると思っていなかったし、母親にも落ちたら地元の中学にあるバスケ部を勧められていたほどだった。

セレクション当日、これでサッカーをするのも最後かもしれないと思いながら迷いなく堂々とプレーできたことを今でも鮮明に覚えている。セレクション後、送迎をしてくれていた父親にその日の感想を話した。「めちゃくちゃ楽しかった」と。

後日、セレクション合格の連絡を頂けた。素直に嬉しかった。俺のサッカー人生はここで終わりじゃなかったんや。もっと上を目指そうと思えた瞬間だった。

クラブチームでは、小学校時代には味わえなかったレベルの高い相手との試合を沢山経験できたが、それと同時に自分の物足りなさを感じた。自分が得意としていたプレーが通用しなかったり試合に出れなかったり。自分の無力さに腹が立ったし、絶対にこいつらに追いついてやろう。追い越してやろうという一心で練習に励んでいた。

県大会優勝&全国大会初出場に向けて日々練習に取り組んだ高校時代。1.2年の選手権大会では決勝戦まで勝ち進み、ノエビアスタジアムで試合をした。あと一歩のところで全国には届かなかった。出場時間はごくわずかだったものの、あのピッチでプレーできたことは自分の中で大きな財産となっている。もっと長くプレーしたかったし、あの舞台で活躍したい、結果を残したいという想いは強くなっていた。そんな経験を経て迎えた3年の選手権大会。私は監督やスタッフの推薦で背番号10番を背負わせて貰った。にも関わらず、不甲斐ない結果で大会は終わってしまった。自分がチームを勝たせる存在でなければいけないはずが、その役割を果たすことはできなかった。


ここまで長々と私自身のサッカー人生について振り返ってきたが、結局のところ何が言いたいか。

どの時代を振り返ってもここまで私は悔しさをバネに進んできたということ。


悔しさが自分を強くしてくれた。


「苦しい時が1番伸びる時」

これは高校時代、当時担任だった先生から頂いた言葉

この言葉の通り、間違いなく苦しい時が1番伸びている時だと思う。今日まで、苦しい時は常に自分が抱いた悔しさを思い出して力に変えてきた。そしてこれからもそうでありたい。あまり感情をあらわにするタイプじゃないけど、根は負けず嫌いなんだとつくづく思う。サッカーに限らず、これからもきっと様々な悔しさを味わう場面が出てくる。そんな時は、また悔しさをバネに進んでいきたい。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

関西学院大学体育会サッカー部4年 山下将摩

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