#69 「私にしかできないことをやる」 1年 鈴木絵理奈
部員ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
関西学院大学体育会サッカー部のマネージャーを務めさせていただいております、1回生鈴木絵理奈です。
今回このような貴重な機会をいただいたので、拙い文章ではありますが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
まず、私は生まれてから高校卒業までずっと東京で育ち、父と母に甘えながらぬくぬくと育ってきました。一人っ子ということもあり、習い事の送り迎えを毎回してくれるくらい大切に育ててくれたにも関わらず、進学において私の意思を尊重してくれた両親には感謝してもしきれないです。
そんな風に両親や友達に甘えて生きてきた私は、生まれてからの18年間で苦しんだことやもがいたことがなく、「死ぬほど頑張った何か」がありません。このままでは何もないまま社会人になってしまうと思い、何か変えたいと考えた結果一人で異国の関西に来て、関学サッカー部に入部することを決めました。
また、関学サッカー部に入った理由はもう一つあります。私は小学校と中学校でバスケをしていましたが、高校ではバスケをやめてサッカー部のマネージャーをしていました。受験のために夏で引退した同期の思いも背負って挑んだ選手権予選の東京朝鮮戦で負けてしまい、引退が決まった日の悔しさと少し残った後悔が今のサッカー部マネージャーという私につながっていると思います。
入部させていただいてからはサッカーのレベルの高さはもちろん、周りの方々の思考の幅と視野の広さに驚きました。高校とは違って学生が主体となって動く大学サッカーに圧倒されました。自由な時間が多く自分たち学生の意見で進められる分、自らの言動に責任が伴うと強く実感しました。
思考の幅については、常に次に何が起こるかを予測して動くことの大切さを感じました。たった3ヶ月ほどですが普段マネージャーとして活動させていただいている中で、初めに想像していた通りに進んだ練習はありません。何か予想していないことが起きたり、途中でやるべきことに気づいたり、刺激がとにかく沢山あります。今までの私であれば、やることを見つけたら他のことに目がいかず一直線に行動していましたが、この組織に入ってからはやるべきことに優先順位を付けて行動するようになったと思います。
また、視野を広く持って主体的に動くことが自分自身の成長に直結することに改めて気付きました。関学サッカー部には常に意識を高く持って行動している人がいるし、組織のためにプレーだけではなく裏で動いている人が沢山います。愛し愛される組織になるために何ができるのか一人一人考えて行動していることに驚きました。そのような環境の中で、私はその中に埋もれるのではなく私にしかできないことを頑張るということを意識しています。一つ一つの行動に意味を見出し常に考えながら行動することの大切さに気づきました。マネージャーの仕事としてできることは限られていても、そのほかの活動で組織に貢献していきたいです。
その中でやりがいを見つけ、私にしかできないことをやる。
集客プロジェクトやサッカースクール係という形であったり選手としてプレーや技術、結果で組織に貢献するなど形は様々です。ですが、一人ひとりがチームのためを思って活動している意識の高いサッカー部の中で埋もれることなく自分の意思を持って行動していきたいです。たかがマネージャーがたかがスタッフが、と考えず自覚を持って大学4年間大切に過ごしていきたいと思います。
私が関学サッカー部に入部したことで、組織に少しでもいい影響を与えられるよう大きく成長していきたいです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。