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#72「自分の選択を正解にする」1年 棟近禎規



初めまして、こんにちは。
関西学院大学1回の棟近禎規(むねちかともき)です。

気持ちを言語化するのが苦手で、何を書こうか悩みましたが、今までの人生で1番悩んで考え間違いなく今の自分をつくってくれた、ユース時代について書きたいと思います。
自分なりに精一杯書きましたので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。




自分はセレッソ大阪ユースをやめて興國高校サッカー部に3年生の春から入った。

興國高校はセレッソ大阪ユースの提携校ということもあり過去にも自分と同じようにユースを辞めてサッカー部に入る人が何人かいたが、高校入学当初の自分はまさか自分がこの決断をすることになるとは考えもしなかった。

セレッソ大阪のジュニアユースからユースに昇格することが決まり、この3年間で活躍しトップチームに上がると意気込んでいた自分。

しかし、約2年間で一度も自分の思い描いたサッカーをすることはできなかった。

これまで攻撃的なトップ下やボランチをしてきた自分だったが、入ってすぐからサイドバックと守備的なポジションをすることになった。

正直攻撃的なポジションで勝負したいと思いがあったが、与えられたポジションで全力でプレーすることを考え、次攻撃的なポジションで使ってもらった時に活躍するための準備期間だと捉えて努力していた。

「ポジションでごちゃごちゃ言ってる時点でプロにはなれない」

2年になり自分のポジションで勝負したいと監督にいいにいった時にこの言葉を言われた。
そこから何回かボランチなどでプレーしたもののサイドバックやセンターバックを繰り返し
3年の春では一番下のカテゴリーのセンターバックをしていた。

3年までの1年間何度も辞めて違うチームでプレーしたい、環境を変えたいと考えたが、新たな場所でも上手くいかないかもしれない、結局今の環境を変えるのが怖くて踏み出せなかった。

今日こそなにか変えてやるという気持ちで毎日練習にのぞむが、なにも状況は変わらない。
何より上手くなっている実感がわかなくそれが自分にとって一番悔しかった。

3年生に近づくにつれ進路も決めていかないといけない。しかし自分のサッカーへの自信もなく自分は何ができるのか、どういう選手なのかも分からなくなっていた。
いつもの練習終わりに電車で色々考えてたら涙が止まらなくなって本気でサッカーがしたくない、自分が嫌だと思った日を今でも忘れない。

そして今の興國高校の監督でもあり小学校から自分を見てくれてる恩師である六車コーチに相談した。
自信もなくどうするか迷っていた自分に、

「そんなのお前じゃない。覚悟をもって自分が決めた選択を正解にしろ。」

この言葉で迷いが吹っ切れ移籍することを決意することが出来た。六車コーチには本当に感謝しかない。

そして興國高校サッカー部に入り、何よりサッカーが楽しくて、怪我や上手くいかないこと含めて毎日成長出来ていると実感することが出来た。今の自分がいるのは興國サッカー部に入れたからだと間違いなく思う。
3年生から全く知らない自分を受け入れてくれた仲間や監督、コーチには感謝してもしきれない。




長々と自分の高校時代を綴りましたが、
結果的に上手くいかなかったセレッソ時代もサッカーに向き合わなかったことはなかったし、手を抜いたことはなかったと言い切れる。

他人からは逃げたとか思われるかもしれないけど自分はこの決断がさらに成長させてくれたし、正解だったと思う。

「自分の選択を正解にする。」

自分にとってとても大切な言葉。
プロを目指す中でこれからも上手くいかないことだらけだと思う。
でも、結果がどうであれ自分の選択が正解だったと思えるように努力していきたい。

勝手に辞めることを決めたにもかかわらず何も言わず支えてくれた両親。
色んなところで支えてくれた人たちのためにも絶対にプロになって恩返ししたい。

長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

これからも頑張り続けます!

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