#1 「大好きなお前らに」 4年 横田裕澄
突然のご連絡失礼いたします。
関西学院大学体育会サッカー部主務の横田裕澄(よこたひろと)と申します。
もうこの文面を何度メールで送信しただろう。
部室で3時間くらい虎志郎(2024シーズン副務)とアツい話をしてからどれくらい経っただろう。
4回全員の前で「俺は新しい主務になる。」と豪語してからどれくらい経っただろう。
本格的に主務として業務を引き継いでから約2ヶ月半。シーズンがスタートし、スポーツ推薦組の新入生が入ってきて、合宿が終わり、カテゴリーが分かれた。本格的に2024シーズンAチームの始動。
主務として、チームのトップとして、この組織に尽くすと決めた。身を粉にすると決めた。
でもこの立ち位置は想像以上に難しかった。
チーム全体を注意深く見なければいけない。
全てに気を配らなければいけない。
チームのミスは自分のミス。
全ての行動に責任が伴う。
Aチームに配属されてはいるものの、全てのカテゴリーを統括する。
今のところ大きなミスはないが、自分の要領の悪さにムカついている。
自分の存在価値を試行錯誤している。
俺がAチームにいて何が与えられるんだ?
正直わからない。
でも、「なんか分からないけどあいつがいないとチームあかんよな。」と思われるようになりたい。
最近、うまくいかないことは多いけど今まで以上にみんなからの「ありがとう。」が沁みるようになった。そんなみんなのおかげで頑張れています。
みんなありがとう。
この組織のことをよく考えるようになったし、
たくさん見るようになった。
そして、スタート合宿。
改めて4回のアツさを感じた。
走りどれだけきつくても目は死んでなかったな。
怪我で途中離脱しても死ぬ気で声出してたな。
普段声出さないやつも仲間を鼓舞してたな。
プレー面で圧倒的な違いを見せてたな。
夜遅くまで次の日のメニュー考えてたな。
やっぱお前ら最高だよ!
この場を借りて
4回生に
大好きなお前らに
伝えます。
日本一の4回生を。
日本一の意識を。
日本一の基準を。
日本一の当たり前を。
お前日本一ばっかりうっさいねん。と言われそうですが耳にタコができるほど言ってやります。
有志とか景司らへんはうるさいなみたいな顔してるやろうけど言ってやります。
何回でも言ってやります。
俺はお前達を日本一にしたいから。
あんなにしんどい走りも、きつい上げ日の練習も、就活も犠牲にして、時には授業も犠牲にして、時間も犠牲にして、サッカーをしているお前達を、
日本一にしたい。日本一愛されてほしい。
俺はそんなお前らを日本一愛したい。
日本一になってその先に何が残るのか。
そんなこと考えていても正直始まらない。
日本一になってみたら分かることもあるでしょ。
みんなで決めたよな。
KG spirits(行動精神)
『超挑戦し続ける。』
『環境は創り出す。』
『愛と感謝を体現する。』
みんなそれぞれの想いがあって
みんなそれぞれの夢があって
みんなそれぞれの将来があって
やりたいことなんてたくさんあるよな。
一旦、やってみ。
失敗してもいい。
だから
やってやろうよ4回。
頑張ってるよ勿論。
でも足りない。まだまだ足りない。
もっとやろう。
一旦、やってみ。
失敗してもいいから。
俺がケツ拭いてやる。
思う存分やってくれ。
俺たちは日本一になる。
死に物狂いで掴みにいこう。
関西学院大学体育会サッカー部主務
横田裕澄