#99「自分を創るもの」4年 鬼束卓弥
noteをご覧のみなさん、こんにちは!
関西学院大学体育会サッカー部4回、鬼束卓弥です。
部員ブログという貴重な機会を頂いたので、自分の想いを正直に綴りたいと思います。
私の人生のキーワードについて綴ります。
まず「挑戦」です。
私はサッカーでも学業でも私生活でもあらゆる面で挑戦を経て成長してきました。
全日出場と学年一の駿足を目指した小学生。
全中出場と勉学で学年1位を目指した中学生。
大学受験と選手権を目指した高校生。
その他いろいろありますが、ざっとまとめるとこんな感じ。
もともと負けず嫌いな性格であることもあり、何か目標が出来るたび、ひたむきに突き進んできました。
小学生時代に大好きな恩師から頂いた言葉です。
あなたがもつ卓越した才能は、きっと、、、努力できること。
この言葉を信じ、凡人の私は挑戦し続けてきました。
次に「仲間」です。
なんかカッコいいこと言い出したなと思われそうですが、
私はサッカーで17年間ずっとFWをしているのですが、性格的にFWに向いていないのではないか、、、と悩むこともしばしば
ストライカーの漫画ブルーロックにこんな台詞があります。
「味方にアシストして1-0で勝つより、俺がハットトリック決めて3-4で負ける方が気持ちいい」
なんか分かる気もするし分からん気もする。この台詞になんの疑問もなく「そうだ」と言えるような人間で在りたいと思ったことすらあります。
ただ私はどうやら少し違うらしい。
先日、前半に私の得点で先制したが、最後に追いつかれるという試合がありました。なんも気持ち良くないし、なんも嬉しくなかった。ただ悔しかった。(自分のプレーがそんな良くなかったっていうのもあるかもしれないが)
おそらく私が、その得点そのものに価値を見出しているのではなく、点を決めることによって仲間が喜んでいる姿に価値を見出し、それががむしゃらにゴールを狙う原動力になっているからであると思う。
これまで選手権など大事な場面で点を決めることが出来たのも、点決めて勝って恩返ししたいという想いがあったからだろう。
私はこれまでの人生で本当に素晴らしい仲間、指導者と出会ってきた。めっちゃ自主練するサッカー大好き小僧や共に受験とサッカーを乗り超えた仲間がいた。こんな自分を信じ「お前がチームを勝たせろ」と送り出してくれた指導者がいた。
この出会いこそが私をFWとして、そして人生の挑戦者として在らせてくれたのだと思う。
最後に関学サッカー部が私に与えてくれたものを記して終わります。
書き出したら止まらないので、ここでは一つだけ紹介します。
「基準」です。
このnoteを読み進めて頂いた方はうすうす感じているかもしれませんが私は平凡な経歴の持ち主です。
全国大会も小中高出場することが出来ましたが、出場した「だけ」です。そらそうです。出場することを目標にしてきたのだから。
最初関学サッカー部にきたときは正直驚きました。日本一経験者や名前知ってる有名人がゴロゴロいたから。
しかしもっと驚いたことがあります。それが基準です。
走りキツくてもめっちゃ追い込んでる、練習中要求しすぎて喧嘩になる、筋トレめっちゃ行く、食事睡眠まで気を遣う、サッカー外の活動でも組織に貢献しようとしてる。
ここまでするのか、、、と思いました。
しかし組織の目指す「日本一」を基準に取り組み、人生で1番挫折したであろう3年半を経て自分にも少しずつ変化が訪れました。
これを当たり前にしないといけない。じゃないとこの組織に何も残せない。
そう思い、この「基準」を習慣に取り込んでいきました。
食事も栄養バランスを意識し、筋肉の仕組みを学び筋トレをし、キツい走りや練習もただタイムに入るだけやこなすだけでなく、自分の最大限を出すようになりました。
ついには何度書いても続かなかったサッカーノートも今や7冊目に突入しました。
本当にこの大学サッカーの生活は驚きと変化の連続でした。挫折なんて何度したことか。試合でシュート外しまくったときも、全然試合に出れないときもありました。調子良いと思っていたら後にプロ行く先輩相手に何もできず交代させられ落ち込んだこともありました。木村勇大くんや山田剛綺くん(現東京ヴェルディ)がエグいジャンプして胸トラするところみて「なんやあれ」って思うこともありました。しかしその度に、努力し続ける仲間の存在に感化され、挫けず続けることができました。
そんな関学サッカー部での活動もあと少し。自分を変えてくれたこの組織に少しでも恩返しするため、この仲間と素晴らしい景色をみるため
最後まで挑戦し続けます。