#67「Wake Me Up」4年 瀬口雄翔
両親の趣味でロックやジャズ、ソウルが流れており、物心ついた時から音楽は身近な存在であった。レコードから流れる音楽は私の生活の一部であった。6歳の時、早すぎる死で知られる「27club」を知った。ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、カート・コバーンなど、多くの音楽の天才が27歳という若さでこの世を去ったことを知り、その壮絶さに胸を打たれその退廃的な側面に涙を流した。それ以来、27が自分にとって特別な数字になった。このことがきっかけで音楽から離れ、サッカーを始めた。年を重ねて22歳となり、27歳まであと5年。コロナウイルスをきっかけに人生の意味や目的について深く考えるようになり、生きる意味を探すために大学では哲学を学ぶことを選んだ。今回のblogではpainや弱さではなく、人情に富む仲間や夢について書きたいと思う。
私をより知ってもらうために周りについて紹介したい。なぜなら「私」は、「他者」と「他者」の間からしか生まれない存在だと考えているからだ。「他者」は過去、現在、未来において、絶えることなく「私」よりも「先に」存在するからこそ、「他者」から逃れることができず、常に「他者」とともに生きざるをえない。それゆえ、周りはミラー効果で成り立つと考えている。私の周りには色んなやつがいる。例えばポジティブを押し売りで伝染させてくるやつ、指定校推薦から総合商社に行くやつ、社会人になる前から残業は自主練だと言っているfake、初デートで3時間散歩するやつ、kohjiyaと同級生のやつ、普段ラジオと呼ばれるぐらいよく喋るのに合コンでは一言も喋らないやつ、100kmのスポーツカーに轢かれて生き返ったやつ、年上のスタイルの良いナースと付き合っているやつ、就職先を株価で決めるやつ、恋愛ビジネスでコンサル料を取っているやつ、すでに新婚旅行先を決めているやつ。こんな感じで色んな奴が周りにいるせいで世間の意見よりも仲間の考えの方が正しいと感じる時もたまにある。仲間内だけで全てのことを解決し生活することが夢の1つである。
幼い頃家族の影響でインドネシアに駐在していた時、ジャカルタのチタルム川の現状に衝撃を受けた。この川は600以上の繊維工場からの産業廃棄物で汚染され、まるで野外のゴミ捨て場のようであった。水の色は生産されている衣服によって変わり、1日280トンもの廃棄物が自然界に放出されていると後から知った。この状況は水生動物にとっては死刑宣告であり、人間にとっても健康リスクを伴い、チタルム川の汚染で、1400万人のインドネシア人が影響を受けている。この経験を通じて、環境問題、世界の問題ついて考えることが増えた。現在、地球は様々な環境問題に直面している。気候変動による異常気象、プラスチック廃棄物の増加、生態系の破壊、大気汚染など、これらの問題は私たちの日常生活に直接影響を及ぼしている。世界を変えるためには個人の行動だけでなく、産業全体や政府の取り組みが必要である。私はその一翼を担い、より良い未来を築き新しい景色を見たい。
過ぎて行く時間に足元が震える時だったり価値観と時間を巻き戻し、小学生に戻りたい時もある。エンドロールを飛ばして伏線を拾えない時や、夢を語り合い寝不足で練習に向かい赤コーンが四角に立っているのを見て後悔する時だってある。それでもたまに方位磁針がなくても進むべき方向が分かったり、コンタクトなしでも大事なものはちゃん見える時だってある。A面とB面それぞれあってこそ人生だと感じる。私には夢がある。夢は、自分の人生を通じて世界を変え、人生に生きた証を残すことだ。これは大きな挑戦であり、一人の力では解決できないことも多い。しかし、多くの人々が共感し、行動することで、必ず変化を起こすことができると信じている。私はその一部となり、持続可能な未来を実現するために24/7で全力を尽くしたいと考えている。確固たる信念を持って、世界を変えるための一歩を踏み出したい。