#21「決意」1年大竹アメリ

こんにちは。関西学院大学サッカー部女子チーム1回生の大竹アメリです。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

私は大学からサッカーを始めました。私は大学生になるまでサッカーとはほぼ無縁の生活を送っていました。代表の試合は父が好きで見ていましたが、自分はそれを横目に見る、ぐらいでした。

なぜ急に大学からサッカーを始めようと思ったのか。その理由は大きく二つあります。一つ目は、カタールワールドカップに大きな影響を受け、私もやってみたいと思ったから。二つ目は、何かに本気で取り組んでみたい、と思ったからです。

私が自分の強い意思で何かを決めたのは大学が初めてでした。これまでは周りの人に流されたり何度も方向転換をしたりしながら生きてきました。今考えると失敗した時の言い訳のために他人が進めた道を、自分の決断で失敗するのが怖くて失敗しそうな未来が見えると失敗しない道を選んで歩んできたのかもしれません。その結果、勉強や習い事など全てのことをなんとなく中途半端にやってきたように感じます。

そんな生き様かっこ悪いな。

高校三年生になり進路を考えるにあたって自己分析をするようになった結果、自分の生き様がかっこ悪いことにようやく気づきました。常に保険をかけて簡単で楽な方に流れて生きてきた自分にようやく気づきました。そこで私はあることを決めました。

自分の強い意思で自分の行動を決定し、自分の行動に覚悟と責任を伴わせる。

自分が自信を持って選択したものに後悔はないはずです。これからはこのような生き方をしようと思い、関学サッカー部に入部を決めました。

実際にこの組織に入って、感じたことがあります。それは、みんなかっこいい、ということです。みんなは高校までの人生においてもサッカーやその他のことに全身全霊をかけて取り組んでいて、そのことに対する誇りや自信を持っています。私にはそれはありません。自分に自信が持てるように、今からでも全力で取り組みます。サッカー部に入部すると決意した覚悟を忘れずにどれだけ苦しい思いをしても途中で投げ出さずにしがみついていきます。この組織には尊敬する同期や先輩がたくさんいます。みんな自分をしっかり持っていてサッカーに真剣に本気で取り組んでいて本当にかっこいいな、と思います。

また、この環境はすごくいいものだということも感じます。まず、激狭な校舎で対角線50メートルのグラウンドしかなかった中学高校時代からは考えられないくらい恵まれた施設があります。人工芝のグラウンドが学校の近くにあります。学校にトレーニングセンターがあり、一から筋トレを丁寧に教えてくれるトレーナーさんもいます。さらに、初心者で右も左もわからない私に丁寧に教えてくれる監督、コーチ、スタッフ、先輩、同期がいます。自主練に付き合ってくれる先輩や同期もいます。

今は毎日刺激を与えてもらい、とても充実した日々を過ごしています。私も刺激を与えられるようにこのような恵まれた環境を無駄にせず、自分から逃げずに向き合います。そして、自分の強い意思をぶらさずにサッカーに取り組み今よりももっと上達しチームの力になれるよう、日々精進していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。