関西外大の外国語学部 国際日本語学科で、英語はどれくらい学べるの?
2024年4月に開設される予定の外国語学部 国際日本学科(設置構想中)。
1966(昭和41)年に関西外国語大学開学以来、初めて名称の中に「日本」が入った学科となります。
日本語や日本の文化・歴史など、当然「日本」に関する専門的な学びが行われるわけですが、関西外大の代名詞である語学=英語の学びはどのようになっているのでしょうか?
この記事は、その具体的な中身についてご紹介します。
国際日本学科の英語学習について
結論から言うと、語学(英語)に関する学修の質・量に関しては、外国語学部の他の学科と同じで、高い英語運用能力を身につけることが可能です。
上の図が国際日本学科の「専門必修科目」になりますが、44単位中40単位が英語科目で、これは外国語学部 英米語学科と同等です。
(残りの4単位は「国際日本基礎演習Ⅰ・Ⅱ」)
これらの英語関連の専門必修科目を1、2年次に集中的に学びます。
英語運用能力の到達目標も他学科と同じ
関西外国語大学 外国語学部の英語運用能力の到達目標として設定されているのがこちらです。
国際的な分野にも通用する“たしかな英語力”として、国際日本学科でも上記スコアをめざします。
留学制度も他学科と同じ内容
世界55カ国・地域、395大学と協定を結び(2023年6月現在)、留学制度が充実していることが関西外大の特長の一つになっています。
具体的なプログラムとしては、
大学・大学院学位留学(3年間)
ダブル・ディグリー留学(2年間)
リベラルアーツ留学(1年間)
などがあり、国際日本学科も外国語学部で開設されている各留学プログラムに参加することが可能です。
(スペイン語学科の学生を対象とした「イベロアメリカリベラルアーツ留学」は除く)
また、リベラルアーツ留学を基盤とした国際日本学科独自の留学プログラム「 グローバル・リエゾン留学(仮称)」も用意。
国際日本学科でチャレンジできる留学の詳細については、以下の記事をご参照ください。
外国語学部 英米語学科と何が違うのか?
英語学習において、外国語学部の他学科と同等の教育を受けられることをご紹介してきました。
では、逆に何が違うのか?が気になったのではないでしょうか。
英語学習の観点からいうと、専門必修科目の英語関連科目の数は同じですが、専門選択科目の中身が違ってきます。
英米語学科ではビジネスや国際関係などの科目とともに、英語に関する科目が専門選択科目として多数開講されています。
一方で、国際日本学科の専門選択科目は、
日本と地域文化に関する科目群
日本と国際社会に関する科目群
言語に関する科目群
日本語教育に関する科目群
教養とキャリアに関する科目群
となります。
3つ目の「言語に関する科目群」の中には「英検演習」「TOEIC演習」「TOEFL演習」といった英語試験対策につながる科目がありますが、それ以外は同学科の専門領域につながる科目が配置されています。
英語プラスαの学びとなるのが「日本語」「社会・文化」
関西外国語大学では、英語の修得が最終目標ではなく、身につけた英語にプラスαの専門分野を英語で学ぶ教育を実践しています。
例えばそれは、
という感じで、国際日本学科の場合、「英語×日本語、社会・文化」ということになります。
逆にいうと、専門分野以外の「英語」の部分に関しては、外国語学部の他学科同様の学びができるというこになるわけです。
さいごに
この記事では、国際日本学科の英語学習の中身について紹介しました。
まとめると、
英語の必修科目は44単位中40単位
英語運用能力の到達目標はTOEFL 550点(iBT80点)、TOEIC 730点以上
外国語学部のその他の学科と同等の英語運用能力を身につける
留学プログラムも他学科と同じ内容(学科独自の留学プログラムも有)
といった感じで、しっかりと英語について勉強します。
というか、高い英語運用能力を修得するのはマストなこととして、その上で専門分野(=日本語+文化・社会)を学ぶのが国際日本学科の学びとなるわけです。
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