おかしくて素敵なよしやの取り組み
「お菓子の皆様、おはようございます。」
「今日も一日よろしくお願いします。」
声の届け先は人ではなく商品であるお菓子
先週のカンブリア宮殿での一コマ
誰もいない早朝3時の倉庫に鳴り響く会長の声
誰よりも早く出勤して事前準備
当日の配送や店頭に並べる商品
続いて5時出勤する御年79歳の社長
同じくその作業に没頭する数時間
本来従業員がするイメージの地道な仕事
8:30に社員が出勤するまでには完了
株式会吉寿=通称よしや
近畿圏を中心に118店舗を展開する
お菓子のデパート
昭和39年に創業
従業員約300名
年商100億円超の赤字もリストラ知らずの会社
関西なので存在自体は認識
しかし知らなかった実態
そして分かった素敵な社風や制度
下記のような従業員ファースト
・利益の1/6(税金を除く残りの1/3)である
約7,000万円
じゃんけん大会やあみだくじで社員に還元
液晶TVや家電製品だけでなく金塊まで
成績優秀者への還元は最大数百万~数千万円
・従業員全員の家族への配慮
段ボール箱一杯のお菓子とマスク
・更にコロナ危機だからこそのボーナス
店長に現金10万円
非正規社員にも全員に金一封
その額約500万円
・加えてパートナーへの配慮
仕入先への荷受け時に渡す御礼品
商売繁盛の秘訣
誰よりも早く出社して率先して汗を流す
そして利益を生む従業員や仕入れ先へ還元
利益を会社の物とみなすか
従業員のおかげであるとみなすか
当然後者であるとの考えに基づく経営方針
なかなかできることではないと思う行動
いい意味で"おかし"な制度で笑顔に溢れる社内
神様と称する商品のお菓子への感謝
国難とも言える今の事態
ストレスで病む人も多いとの在宅勤務
仕事を失い行き場所を失う失業者の方々
見えない不安や恐怖で暗い話題が多い中
いえ、むしろあなた方経営者が神様
そう言いたくなるような心温まる物語
ホスピタリティや思いやり
自分に欠けていると自覚している要素
今期の最大の目標の一つである定性目標
プロセスや結果はもちろん
それに繋がる行動に移したい
人として一番大切な心得