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CBCloudのピックアンドゴーに思うこと
本日の日経詩文の11面で気になった記事。
日本のドライバーの社会的な地位を高めたい。
との想いで2015年に立ち上げられた会社。
ビジネスモデルはシンプル。
フリーのトラックドライバーと、即日で荷物発送を希望する企業の仲介。
そして、信頼性を高める為に取り入れられたドライバーの評価制度。
顔写真や履歴から確認できる過去の評価で、顧客からの依頼時のクレームも未然防止。
この会社の新サービスとして、新たに開始するとの「ピックアンドゴー」という買い物代行サービス。
地域の買い物難民とドライバーを仲介し、例えば高齢者の方が足を運びたくても運べない地元の商店街、個人店、またドラッグストアなどにおける買い物を、ドライバーが代替するとの仕組み。
転用できるかもしれないジャストアイデア。
例えば、ウーバーイーツなどの宅配事業と同様に、フリーのドライバーだけでなく、遊休時間を使える、例えばアルバイト難民となっているかもしれない大学生や、高まる離職率で増えるであろう非正規の方を対象に、自転車やバイク便での活用ができないだろうか?
正直、経験がなくともできる仕事、というよりボランティア的要素でお手伝いに近いこと。
メリットも、状況によりトラックドライバー以上にあるかと想定。
例えば、サービス提供者側。
必然的に近距離で、ある程度地元の地理や買い物事情に詳しい人が対象となりうる。
その為、自分の買い物のついでに、人助けができ、合わせて副収入が得られる。
そして、サービス利用側。
ちょっとした一品だけの買い物から、まとめ買いをしたい時に、臨機応変にトラックドライバー、自転車、バイクなどの提供者を選べ、選択肢が充実。
おそらく結果として、自転車やバイク便のサービス提供側だと、地元に精通していることから道に迷わず、店舗事情に詳しければ、よりよいレコメンド商品が手元に届く可能性もあり、スピードも短縮。
そして、両者や地域へのメリット。
特に都会だと、普段は他人同士で知り合う機会が少ないかもしれないが、この制度により、顔写真や評価制度もあり、モノを運ぶだけでなく、出会いや人と人との繋がりを生み、信頼関係を育み、何らかのコミュニティ形成、ひいては地域間交流貢献にも繋がるのでは?と想定。
日々目にするスタートアップやこういったゲームチェンジャー~挑戦者たち~の新聞記事や各種メディアでの情報。
感度高く、アンテナを張り、何が転用でき、何が社会貢献にも繋がるか、引き続き広い視座を持っておきたい。