4/13 岩手 盛岡 南部鉄瓶工房を回る
この日は念願の南部鉄器の工房に行った!
数年前に、テレビ番組で南部鉄器の事を知り、
南部鉄器の音が、僕の音作りにとても影響を与えてくれていて、それ以来、実物を見たり職人さんに話を聞きたかった。
盛岡市内の三つの工房を回った。
まずは、盛岡駅から近い #鈴木主善堂 さん、
鉄瓶が並ぶ店の中に入るのに、緊張しながら入った。だって、ちょっと怖いイメージだったから。
入店すると、優しい口調で入れてくれたおじいちゃん。
僕は思い切って「鉄瓶の音が好きで、色々知りたいです」と言ったら、突然、ゴムのハンマーを取り出して、吊るしてある小さな鐘を、「これで叩いてごらん」と言った。
恐る恐る叩いてみると、分厚くて、優しくて、ずっーーーっと鳴る音色が響いた。
「これが南部鉄器の音だよ」って、また優しい口調で言ってくれた。
その後、なんでこんなに響くのか、心地よいのか、色々と聞いた。
南部鉄器は、風鈴も作っているから、やはりその音色についても、もうかなり深いところまで話をしてくれた。
"鉄"と"熱"、分子構造、歪み、、、など。
話を聞かせて頂いていたら、どうしてもその風鈴が欲しくなったので、一つ購入させて頂いた。
そして、意を決して「工房を見せてください」って言ってみたら、休日だから作業はしてないけど、いいですよ。って言ってくれて、もう涙目。。
色んな物が染み付いた工房は、僕にはもう堪らない空間でした。
しかも、ここには「たたら場」っていう空気を送る装置があって、なんと現存しているたたらは国内でここにしか無いらしい、、、なんと、貴重なものを見せていただいたのか、、、、
その後も、鉄瓶の作り方、鋳型の作り方など、沢山お話ししてくれました。
なにより、こんな飛び込みの僕に、惜しみなく沢山の貴重な話をしてくれた事、感謝し切れません。
お店を出てから、暫く放心でした。
二件目は、#岩鋳 さん、
こちらでは、実際に作業をしている風景を撮影させて頂きました。
工房は、今まさに"鉄"を扱ってる!っていう様な匂いがあり、作業場のヒリヒリした雰囲気を感じる事が出来ました。真剣な表情にこちらも、息を飲む様にしていました。
心地よい鉄を打つ音と、匂いと、熱が伝わってきました。
また、併設のお店には、カラフルな鉄瓶もあり、とっても可愛くて、伝統を守るだけでなく、進化し続ける事で、歴史を色褪せないようにする思いがあり、大変感銘を受けました。
ここは入る前に、「ん?なんか音楽が流れている?」っと思ったら、店の中には大量のスピーカーが!?
なんと、オーディオが趣味でいらっしゃる。
店主の藤枝さんは、鉄瓶職人で、オーディオ好きで、カメラ好き、しかも深い深い。
そして、話がおもしろ過ぎる!
ここでは、鉄瓶の湯を飲ませて頂いたり、コヒーを頂いたり、オーディオを聴かせて頂いたり、盛りだくさんでした。
音の話をしたり、家族の話をしたり、すぐに意気投合しました。
そして、鉄瓶を一つお土産として買いました。
つくづく僕は、楽しい人や物事にお金を使いたい人だなって、改めて思いました。。笑
ここでも大切な事を学んだ。
しかも、帰りに1時間に一本しかないバスを待っていたら、藤枝さんが車で来て、盛岡の駅まで乗せてくれました!
その間も、沢山の事を話し、本当に素晴らしい出会いになりました。
またいつか会いに行きたいです。
すべての工房で素晴らしい経験をさせて頂き、
かならず、この事を、自分の音作りに活かしたいと思いました。
早く何か作りたくてウズウズしてます。
他にも写真や動画を僕のFacebookに載せています。よければ、そちらもご覧下さいませー!
https://www.facebook.com/100001519953174/posts/2250826784977965?sfns=mo
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