シュレディンガーの天才発明家
とある村に天才発明家と呼ばれる男がいました
男はある日、1人の村人を呼び出しこう言いました
「私は【シュレディンガーの猫】を体験できる装置を作った、私がこの大きな箱に入り、外から鍵をかける、その後君がこのスイッチを押すと、ここにある7かける7マスの一つ一つに、それぞれ50%の確率で人か猫がランダムで表示される。人マスが多ければなにも起こらず私は無事、猫マスが多ければ毒ガスが噴出され、中の私は死ぬ。
しかし、その後猫マスの数の分だけ秒数が経過した後に自動蘇生装置が作動して私を蘇生するようになっているのだ。この箱の中に私が入った後、結果がわかり蘇生が開始されるまでは私は生きている状態と死んでいる状態が両立していることになる。君にはこの装置を作動させるスイッチを押す手助けをしてもらいたい」
その後、その天才発明家を見た人はいなかった。