「公衆電話を使う20代金髪女性」なぜ?
地下の改札にそもそも公衆電話があるのを知らなかった。改札を降りた左端にそれはあった。
私が仮に小学生であればそこにあることに気づいていたのだろう。
現在において、公衆電話の需要は無くなっていってると思う。
子どもたちも何かしらの連絡手段を自分で持っているからだ。
それなのに午前11時
酔っ払ってケータイをなくして連絡手段がなくなる時間帯ではない。
見た感じ20代っぽい今時の格好をした金髪のお姉さんが公衆電話を使っていた。
なんとも理由が考え辛い
なぜ使っているのか思いつく限り考えてみた。
が、全てあり得ない。
だってケータイで連絡できるじゃん
持ってるはずじゃん
で解決するからだ
なんで公衆電話で連絡をしていたのだろう
怪しい取引だったのかな?(ありえない)
ただ、
今の時代に20代っぽい人(あくまで予想)が公衆電話を使っているとギャップがあり、
とても魅力を感じた。
私がよく行く珈琲屋も電話のやりとりを全てダイヤル式の固定電話を使っている。
味を感じる
もしかしたらお姉さんは昔のものが好きなのかもしれない
レトロなものを揃えるのが好きで、その内自分も実生活で使い始めたのかもしれない。
なぜ使っていたのかは本人しかわからない。
理由を聞いてみようか迷った。
「なんで使ってるんですか!?」
聞いていたら完全に変人だ
そのぐらいは私でもわかる。
我慢したが気になった。
時代を逆行してる感じでかっこよかった。
それがねらいだったのだろうか。
公衆電話を使って電話って
過去の自分を重ねて懐かしさを感じた
理由はなんでだったのだろう。
謎のまま私はカフェへ向かった。