体験価値 VS 体験価値ジャンキー
あなたは本や音楽(電子書籍やストリーミングサービス含む)にお金を払いますか?それともライブやトークショー・講演会にお金を払いますか??
体験価値 VS 体験価値ジャンキー
時代は「モノ」自体にお金を払うとよりも、イベント・体験にお金を払うという風にシフトしている。
それはエンターテイメントの世界だけじゃなく、学びの世界でもそうだ。
学びの世界では、本や論文の方が、詳細で正確な情報を得ることができる。
そこで知識面を補強し、実際にセミナーなどでトップランナーを走っている人からは、文面上では学べないスキルや背景情報を学ぶ場であればいい…はずである。
でも実際はセミナーに行っちゃったりする。っていうかリピートしちゃう笑
例えばリハビリテーションの業界でも、
「本を読めば文献を読めばわざわざ高いセミナー代払わなくてもいいじゃん!」っていう人いますが、ある意味セミナーという体験という形を通すことで得られる情報量であったりバックグラウンドの情報やコンテキストといったものを多く得ることができるメリットは存在するんじゃないかと思う。
(もちろんスキルは生の体験からしか学べませんし。)
記憶の円錐の中でも、「自ら体験する」「他の人に教える」ことがもっとも学習の定着を促すと言われているため、ある意味体験価値として学んでいくことはとても重要。
ただ一方でセミナーに通い続けるって言うものは、『高強度刺激』のみに対して自分が反応するようになってしまうというある意味で依存のようなものを生み出してしまうということも事実。
つまり自戒の念も込めてですが、そういった『高強度刺激』と日常にある『低強度の刺激』見落としてしまうような刺激の両方ともを感じ取れるようなアンテナの感度を保っておく必要が非常に重要!
そうしなければマーケット側の強いことばや誘い文句にホイホイ踊らされ、自分のテーマを見失ってしまう。
『低強度刺激』に反応する感度をもつためには、自分の研究であったりテーマみたいなものを定めて、粛々とやっていく。そのなかで普段の何気ない刺激が自分のテーマや気になっていることに合致していくと思うのでそういった姿勢も忘れず、これからの学びに生かしていきましょ(^^)