学びをはじめるコツ~情報探しから実践、先生探しまで~
新しいことを学ぶとき。
何から始めたらいいのか迷ってしまうことがあるのではないでしょうか。
本を買えばいいの? それとも習い事に行く?
いろんな選択肢があると思いますが、
「せっかく時間もお金も投じたのに、全く身にならなかった!!」
なんて事態は避けたいですよね。
それを防ぐべく、記事にしてみました。
まずは無料の情報を探そう
意外と多いのが、なにかを学んで身につけるには「お金をかけなきゃいけない」と思い込んでいること。
学びや情報にさんざんお金をかけてきた筆者の経験則ですが、
学びにお金をかけても、結局はやらないと身につきません。
サッカーのやり方を本で学んだからって、サッカーができるようになるわけではありませんよね。
営業がうまくいく本を読んだからといって、自分の足で営業しないことにはうまくいくわけがありませんよね。
それなのに、お金をかけて本や商材を買って満足してしまう人がとても多いのです。
私自身、本を買って読んで満足してしまい、現状が何も変わってない…というのをさんざん繰り返しました。
お金の無駄です。
だから私は、興味があってもいきなりお金をかけず、
まず無料で得られる情報を集めることにしています。
今やインターネット社会。インターネットで検索すれば、ブログやYouTube、SNSなどいろんなところに情報が転がり落ちています。
インターネットの情報が不安なら、図書館に行ってみるのもいいでしょう。本屋の立ち読みでもいいですが、どんなにいい本でも、この地点では買わないように気を付けてください。(著者をメモしておいて、ネットでその人が発信している情報を探すのはマルです)
無料で落ちてる情報すら拾い集める気力がないのなら、これから先、それを学びつづけるのは難しいかもしれません。
あなたの好きなことに置き換えてみてください。
好きなことをはじめたとき、あなたは最初から有料の教材を探しましたか?
インターネットや図書館で調べたり、他者の見よう見まねからはじめたのではないでしょうか。
お金をかければうまくいくというのは幻想であることを、まずは自覚してください。
とりあえず実践してみる
情報を集めたら、とりあえず行動に移してみるのです。
YouTubeやブログを見ながら見よう見まねでやってみる。
地域の体験教室を探して行ってみる、など。
ここでも大切なのは、なるべくお金をかけないことです。
家にあるものやレンタルを利用して、費用を安く抑えることを意識するのです。どうしても必要な場合は、松竹梅でいう梅、つまり安いものを検討してみてください。
どれだけ座学を繰り返しても、実際にやってみないことには身に付きません。サッカーだってボールを蹴らないことには上手くなりません。
下手でもいいんです。まずはやってみてください。
やってみることで、次の段階へ進めます。
上手くいかないことを自覚する
やってみて、あれ? と思うかもしれません。
思ったよりもぜんぜん上手くいかない!!!
しかしはじめたての初心者ですから、果たして何が上手くいっていないのか、どこを失敗しているのかすら分からないと思います。
しかし諦めないでほしいのです。
さらに情報を探したり、過去に学んだことをもう一度見直して、
無料でできるギリギリまでやってみてください。
意地でもお金をかけない意気込みで、やってみてください。
自分で試行錯誤してみるのです。
そうすることで、自力で問題解決する能力が身に付きます。
だんだんコツも掴んでくるでしょう。
信頼できる先生を見つける
無料で情報収集していくうちに
「この人の発信素敵だな」「この人の言っていることは信頼できる」
「この人みたいになりたい!」
そんな「先生」となる存在が見つかるでしょう。
そしたら次は、先生の情報を徹底的に追いかけ、徹底的に真似するのです。
ポイントは、先生を一人に絞ること。
先生が発信している無料の情報を見尽くし、やり尽くすのです。
先生の書いたブログを全部読む。YouTubeを全部見る。
骨の髄までしゃぶり尽くす勢いで、見て、実践するのです。
私はこの段階が一番大事だと思っています。
なぜなら尊敬できる先生を見つけられたら、上達が加速するからです。
ただ、そこらへんで先生と名乗ってる人じゃいけません。
あなたが「こうなりたい!」と心から尊敬できる先生でないといけないのです。
先生から学ぶにあたって、必要なものが出てきたら買いましょう。
しかしそれは情報ではなく、道具であることが条件です。
先生がおすすめしている道具を買ってみることも大切な経験です。
この先生が出してる無料の情報、全部身につけてやるわ!!!!!
と、
全てをかっさらう勢いでいきましょう。
さらに学びを加速させるコツ
先生に向けてアクションを起こすのがとてもいいでしょう。
ブログやYouTubeにコメントを残したり、メルマガに返信するのです。
なぜか。
アウトプットすることで情報が整理されるのと、常に先生に見られているような錯覚を起こして気を引き締められるからです。
もっとレベルアップしたい! と思ったら
ここでようやく情報にお金を出す段階になります。
先生の出してる本や、商材があると思います。それを買うのです。
先生がおすすめしている書籍でもいいでしょう。
なんなら、その先生に会いに行ってもいいと思います。
先生が主催しているイベントに行ったり、習いに行ったり、コンタクトを取るのです。質問するのもよいでしょう。
先生の情報を基にレベルアップしたあなたを見て、嫌がる先生はいません。むしろ歓迎されると思います。
なぜ先生の数を一人に絞るのか
色んな情報を追いかけたほうがいいんじゃないの?
視野が狭くなっちゃわない?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし私はあえて学び先を絞ったほうがうまくいくと主張します。
情報が分散していると、人は混乱します。それを一人の先生に絞ることで、情報がまとまりやすくなるメリットがあります。
また、先生の教えかたは十人十色なので、たとえ同じことを教わっていても、どの先生から学ぶかによって理解度が分かれてしまうのです。
それなら最初から相性のよい先生から学ぶのが一番よいのです。
また、この人についていくという軸が定まることで道に迷うことが圧倒的に少なくなるでしょう。
おわりに
私がやらかした過ちを思い出しながら、みなさんにはお金を無駄にしてほしくない想いで書きました。
ここに書いたことは、私自身の経験に基づいたことです。
数年間、お金と時間をかけて気づいたことがあります。
お金をかけているものは未だに「身についておらず」
お金をかけなかったことが「身についていた」事実です。
私はゲームが作れますが、使いこなせるゲーム制作ツールと未だに使いこなせないゲーム制作ツールがあります。
使いこなせるツールの情報は、すべてネットで仕入れて使いこなせるようになりました。
逆に使いこなせないツールはネットで軽く情報を仕入れた後に本を買って勉強しましたが、それでも未だに使いこなせません。(本は売りました)
もちろんツール(学ぶ内容)の難易度もあったと思います。
しかし、無料のものから大量の情報を漁れるくらいじゃないと、そもそも身に着けるのは難しいかもしれません。
無料のものの中から探し続けられるか?
それは、物事をはじめるときの「情熱」を図る手っ取り早い方法だと思っています。
一見お金をかけたほうが情熱があるように思えるかもしれませんが、それは自分の足で情報を探す労力を、お金をかけることで放棄しているのと同じなのです。
労力を惜しまないことは、情熱があることの証明になります。
私はお金を無駄にしないために、まず無料の情報に触れて、本当にやる気があるのかを確認します。
お金をかけないとやる気が出ない、上手くいかないなんて、いいわけだからです。
例え興味が湧いても、無料での情報収集すらできないものにはお金と時間をかける必要はないなと判断し、ばっさり切り落とします。
その代わり、無料の情報を集めるほどのやる気が湧くものはやってみるのです。
そうやって、本当にやりたいことにだけ力を注げるよう工夫しています。