居眠りのこんな効果
冬眠明けて春眠の季節がやってきましたね。今、いつもの寝不足が一段と厳しく感じられるかもしれません。これは、夜遅くまでテレビを見たり残業したり、勉強に集中することが原因かもしれません。実際、昭和35年の統計によると、夜10時以降に起きていた人の割合は34%でしたが、現在では80%近くにもなるそうです。この生活リズムでは、昼間に眠くなるのも当然ですよね。そのため、眠気を覚まそうとしてコーヒーやガムを噛んだり、目薬をさしたりする人も多いです。これは、睡眠不足の現代人が工夫している方法と言えます。しかし、どうしようもない眠気には、居眠りが効果的なのです。たった2、3分の居眠りでも、疲れを取り、頭をリフレッシュすることができるそうです。
眠気覚ましのみならず、居眠りには「ひらめきの効果」もある、と言われています。短時間の眠りは右脳を活性化し、直感力を高めるとされています。有名な発明家エジソンや芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチも、居眠りの達人だったという話もあります。また、居眠りには「リラックスの効果」もあるそうです。血圧を下げ、心拍数を安定させてくれるそうです。眠りが浅く、起きたときの切り替えも早い居眠りは、時間を有効活用するためにも役立ちます。日常生活には思いの外、居眠りのチャンスが多いはずです。電車やタクシーの移動中、仕事の合間や食後のひと時、また、季節が良くなると公園での居眠りも良いでしょう。さあ、春の心地よい居眠りで、スッキリ爽やかな一日を過ごしましょう。