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フットサル4-0システムスーパ―マニュアル~実践編①~

気づけば構造編から1か月以上たってしまいました。本当にすみません(笑)

さて、前回の構造編では4-0システムの構造がどのようになっているかという話をしました。システムがどのように成り立っているかを知ることは実践するにあたって非常に助けになることは間違いありません。

しかし、構造編であつかった概念は基本的に静的なものです。実際の試合ではいつ?どこで?誰が?どんなふうに?構造を生み出すのかという問題が生まれます。

今回の実践編では、これまで扱った構造をどうやって作り出すのか?そしてそれを用いて何をするのか?を詳しく解説していきます。(構造編を読んでいない方はこちらから!!)


第3章-1 4-0システムの運用にあたって


まず、最初に扱うのは構造を作り出す、利用することのすべての礎となる役割の決定についてです。

前回の構造編では構造の根幹として

①3 on lineとトライアングル
②フロアバランスを維持すること

を挙げ、この構造を構成するためにそれぞれの選手が

・フィクソ
・同サイド
・3rd man(3人目)
・逆アラ

のそれぞれの役割を負うことを説明しました。しかし、試合中は当然決まった位置に必ずいられるわけでもなく、また自分たちの状況を崩してしまうことも多々あります。このようなときにどうやって構造を作り出すのか、状況に沿って整理していきます。

☆フェーズへの分解

今回は整理するために、ローテーションの過程をフェーズという形で表します。

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・エントリー
→初期配置に近い状態

・攻撃
→3 on lineとトライアングルによって相手の守備を迷わせている状態

・回復
→フロアバランスが崩れている状態

このフェーズはあくまでも状況をざっくり分類したものというイメージを持っていただけるとよいかと思います。

実際のゲームでは厳密に分かれてる訳では無いですが、局面を整理するとだいたいこんな感じです。このフェーズに応じた原則をまもり、構造を成立させるようなイメージです。

次回は、この中で実際にどんな行動をするのか?どんな原則を設定するのかをみていきます。

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