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ふぉとぐらふ

また写真を始めることにした
…とは少し滑稽な言い回しだろうか

これだけ高性能なカメラが個人にいき渡り
誰もが世界に向けて発信できる環境が整った今
写真を始めるとか、やめるとかと言うこと自体ありえないかもしれない

撮りたきゃ押せばよいのだし
撮りたくなきゃ押さなきゃよいだけの話なのだから

そうではあるのだけれど
また写真を始めることにしたのだ
正しくは、もう少しちゃんと写真を撮ってみたいと思ったのだ
今までの自分を振り返るという意味で

写真を撮るということ
カメラの機能を知ること、シャッターを切る意味、被写体と向き合うということ、セレクトすること、レタッチの目的と意図、表現するということ、プリントすること…などなど

自分にとって写真を撮るということは、どういうことなのか
もう少しちゃんと写真と向き合ってみたい
返せば、自分とちゃんと向き合ってみたいと思った訳なのだ


ひょんなことからプロのカメラマンと出会い
ワークショップに参加することになり
苦しくも楽しい時間を過ごしている

写真表現の難しさや、苦痛、楽しさや喜びを日々味わいながら遊んでいる

作品などと言うにはおこがましいものばかりではあるけれど
撮らなければ始まらない訳であるし、観てもらわなければ進まないのだから

細々と…でも、続けていってみることにする



#写真 #エッセイ #生まれたまちの面影

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