踏み外しまくり、掛け違えまくる人たちの、行き着くところ
大阪の劇団「空晴」の第19回公演「予定のあと先」、配信で観劇しました。
http://www.karappare.com/19th.html
私がこのすばらしい劇団のお芝居を初めて体験したのは、去年11月の「ボクのサンキュウ。」東京公演。
それですっかりヤラレてしまい、会場で配られたアンケート用紙に溢るる想いのたけをえんえん書き綴っているうちに他のお客さんだーれもいなくなり、居残りで反省文書かされてる小学生みたいになり、あわてて切り上げて提出して、いそいそと帰り。
時は流れ。
世界は様変わりし。
今年8月。
座長、岡部尚子さん脚本・演出の朗読劇「ファムファタール! 運命の女」で、岡部ワールド、ようやく再体験。
終演後に放心状態でフラフラとひと気のないスクランブル交差点前をさまよっていたら、よっぽど惚けていたらしく、怪しいおにいさんに家出少女と間違われ。
そして今回で、やっと再々体験。
岡部さんの書かれるお話が、描かれる人物たちが、どう考えても、他人に思えない。
まっすぐ歩けない人たちが、まっすぐ歩けないままに歩いて、すれ違って、ぶつかって、すっ転んで… なんか気がついたら、「あれ、なんか、ええやんここ」ってとこに、たどり着いてる。
いちいちおかしくて笑えて笑えて、でも、いつのまにか泣けてくる。
観るたびに、自分の中で痛んでいた部分のどこかが救われています。
今回も。
なんか、すごいラクになったなぁ~。
そっか、そういうことだったんだなぁ~。
願わくば、今回も会場で、生で、観たかった。
次は、きっと。
※ 大阪の方は、10/6の大千穐楽、14:00〜 と 19:00〜、まだ会場で観られます。
※ 配信は、チケット10/10いっぱいまで買えて、10/11の正午までアーカイブ観られるそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?