「〜すべき」はその人の価値観

Twitterやその他SNS、コラムや記事を見ていると「〜するべき」「〜をしない人」という言葉をよく見かける。実際、その言葉に釣られて読んでしまうのだが。
内容は確かにそうした方がいいな〜と学びになるが、全員がするべきことではないと思う。
きっと、そうした方が良いことがあるということを親切に教えてくれているのだけど、置かれている立場や環境、考え方は全く異なるのだから、当てはまらない場合が多いのではないかと思う。

「20代でするべきこと」というタイトルには物凄く釣られる。そうした方が後々後悔しないのだろう、という思いがあるから。

それらの記事を見る意味がない訳ではない。
同じ状況に陥った時にとても参考になるからだ。

「学生時代に勉強しておいたほうが良い」「大学に行ったほうが良い」周りの人の色んな「しておいたほうが良い」を聞いて育つ。それらは、大人たちの、人生経験から言っているのだから、そうしたほうが上手くいくのだろう。上手く生きていきたいのならそうするべきだ。けど、それがすべてではないということも忘れてはいけない。しなくてもよいこともあると思うのだ。違う選択肢も時代によって生まれたりするのだ。

だから、他人の「~すべき」にはとらわれすぎないことが必要である。ある程度の距離をとって見聞きするのが良いと思う。

話はそれるが、子どもは周りの意見以外の意見を取り入れられることが少ないと思う。周りの価値観がその子どもの価値観となる。

周りの価値観だけで生きると、大人になってたくさんの人と接したときに、こんな生き方や考え方もあったんだなと気づく。本やSNSを通じても知ることができる。幅広い価値観を知ったり、取り入れたりするのは、子ども自身のすることだ。親はベースを作り、そこからどう形を変えていくかは子どもと、環境しだいだと思う。もちろん、その親がつくるベースの影響はとても大きいけれど、、、動物である以上、親の環境が子どもの環境を左右するのは当たり前で、仕方のないことでもある。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?