潔癖症とは
レジ袋に折り目をつけてたたんでいたら
「B型のわりにA型みたい…」
と、友人に言われたことがある。
B型のイメージとは…。
女友達4人で旅行に出掛けたとき。
シャワーを浴びる順番をじゃんけんで決めた。
私は2番目。最初に入った友人のあとに入ると、浴槽にも洗面所にも髪の毛が何本も落ちている。
………………気になる。
次の人が気持ちよく入るためにも、いや、次に入る人がいなくても、私は極力髪の毛を掃除する。
なんなら全ホテルの客室にコロコロを置いてほしいくらいだ。
友人の家にお邪魔したとき。
トイレをお借りしたら手洗い用のタオルがぶら下がっていた。
ペーパータオルではなく布のタオル。
どこを使って拭くか問題。
二つ折りでかけてある、その折り目の辺り(てっぺん)、皆があまり触らないところで私は拭く。
だって、折り目以外のぶら下がっている部分は、誰がどのくらい拭いたかわからないもの。
汚れを汚れで拭いたら汚れでしかない。
温泉に行ったとき。
「この湯は冷え性、リウマチ、腰痛、神経痛によく効きます」などと書かれてある。
まずは温泉に浸かる前にマナーとして全身を洗う。
でもこれはどうやら間違いらしい。
かけ湯をして温泉に浸かり、出てから体を洗うのが良いのだそう。
しかし、そこは気持ちの問題。
綺麗に洗ってから湯に浸かった方が他の人たちも気持ちいいだろう。湯も綺麗だろうに。と、私は思う。
循環ろ過されているのは承知の上で言っている。
自分がいくら洗って入っても、他の人たちがかけ湯程度で温泉に入っていたら意味はないのだが、まわりの人たちにも出来れば洗ってから入って欲しいという願いも込めて言っている。
最終的な工程としては、温泉に浸かり温まった頃合いのまま上がる、ということ。
しかし、それは、私からすれば温泉の中の汚れ(垢など)が取れていない気がするので、性格上、上がる前にがっつりシャワーで全身洗い流してしまう。なんならもう一度石鹸で洗ったりする。
冷え性、リウマチ、腰痛、神経痛…
どこの温泉に行ってもこの調子だから、私にはなんの効能もない。
鍋料理を囲むとき。
他人が直箸でつっついたあとに具材を取るには抵抗がある。
少なからず、赤の他人の唾液を食べているのと一緒では?と思ってしまう。
和牛・水田さんの“地ベタはトイレ”に通ずるものがある。
サンダルで出かけたとき。
舗装された道を選んで歩いていくだけでも、帰宅後、足を洗わないと気が済まない。
サンダルで犬の散歩に出掛けると、帰宅後、まず犬の足を拭く。次に、玄関から浴室までかかと歩きをし、シャワーで自分の足を洗っている。
よくよく見るとつま先に細かい砂ぼこりがついているので、そのままお部屋の中を歩くことを繰り返していたらお部屋がお外になってしまう理論。
飲食店にて。
このご時世、どこの飲食店もテーブルを消毒してくれているように見えるが、私は意外と信用していない。
持参の除菌シートで拭いたりする。
更に言うなら、お客様が帰るごとにテーブルはアルコール消毒しても、椅子までは消毒していないお店が多いことに気づく。
ソファだろうが一脚の椅子だろうが、席に案内された時、退席する時など必ず椅子に触れると思うのだが、そこはなぜ消毒しないのかが疑問である。
飲食店のトイレ、高速道路のSAのトイレ…
いかに触れる回数と面積を少なくして用を足すかがカギ。
トイレットペーパーをちぎる際、ホルダーを押さえるのすら抵抗がある。なので、極力ホルダーには触れず、右から左に勢いをつけてビリッと千切っている。時々、トイレ中にカラーンっと音が響くがそこはご愛嬌。
シングルだろうがダブルだろうがトリプルだろうが、千切るコツは習得済みである。
…という具合に、血液型はともかく、こうして書き出してみると、相当、どぎつい潔癖症のように見えるが、自分自身、潔癖症だとは思っていない。
ちなみに、エレベーターのボタンは人差し指の第二関節で押すタイプです。
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