読みにくい文章を図解してみた
たまたま見かけた記事を読んだところ、正直何を言いたいのかがまったくわからず、思考が停止してしまいました。せっかくなのでなぜ読みにくかったのか、その秘密を探ろうと思いかんたんに図解してみました。
言いたいことを思いついた順に書く
記事を書かれた方が「A」を広めたいんだろうという思いは強く感じるのですが、おそらく文を書いている間に「Bさん」のことも「C」も言いたくなったんでしょうね、どんどん話が膨らんでくる・・・。
とにかく言いたいことを思いついた順番に書かれていました。
そもそも読者が「A」のことがわからない状態なのにもかかわらず、新情報の「B」も「C」も出現し、さらに交差しながら説明するという混沌とした世界ができあがっていました。
このパターンで一番厄介なのは、記事を書かれたご本人は「A」を伝えるという主旨から離れていないと信じて疑っていないこと。結果的にCを伝えているのにもかかわらず。
なんならAだけじゃなく、いろんなことをたくさん伝えたという達成感すら感じているかもしれません。
文章を読みやすくするには図解する
わかりやすい文章書くときには図解することをお勧めします。代表的な要素を箇条書きにし、四角と矢印で結んでみてください。そうすると矛盾してたり、違和感を感じる部分が必ず見えてきます。
今回の僕が読みにくかった記事でいえば、伝えなければいけないのはあくまでも「A」であり、それ以外の情報はAを際立たせるための要素だと気づきます。
ついつい言いたいことを思いついたタイミングで文を書いていくと、どうしても無駄に説明しなくてはいけないことや分岐点が多く発生し、読者が元の話に戻れなくなってしまいます。
今回読みにくかった文章を図解でまとめるとこのようになりました。
もし自分の文章が読みにくい、うまく書けないと悩んでいるのであれば、一度図解することをお勧めします。一番言いたいこと、言わなくても良いこと、どんな順番に伝える方が読みやすいのかが一目でわかりますよ。