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初動が肝心
悪いことは一切考えない・言葉にしない
直腸がんステージIVと診断され、恐らく抗がん剤治療になるとのことで
腫瘍内科医のいる大学病院への転院を勧められた。
予約が取れたのは二週間先…
その間にどんどん進行してしまうのではないか…
「今から出来る事をどんどんやっていこう。抗がん剤が始まるまでに時間がある、薬が聞きやすい体をとにかくkeyは僕の言うことを遂行し、ムスメちゃんのお世話だけをしなさい。」
とオット。
オットの母、叔母、叔父はみんな患った箇所は違えどもみんなステージIVのサバイバーなのだ。
母などは摘出手術後の抗がん剤治療は拒否し、独自の再発防止策を講じ5年転移再発なしの寛解を勝ち取っている。
5年前の私はこの独自の再発予防策を講じる母を半信半疑で見ていた。
我が身となった今、すがれるものには全てすがりたい、自分がエビデンスになるんだという思いでオットがたててくれたプランを遂行していくことになる。
「オカンもおばちゃんもおっちゃんもみんな治った。僕の周りの人達はみんな治ってる。嫁だけが治らないなんてありえないから僕を信じろ」
必死で頑張ってくれてる彼も為にも、
『悪いことは一切考えない・言葉にしない』
と心に誓った。