小さなわたしの気づき(おはなし)
小さな私は、ある日気づいてしまった。
彼らにそれに。
ひととひとではないものに。
明確な違いは、ないけれど、最初は、どう違うか、わからなかったけど、そのうちにわかるようになってきた。
これは、恐らく何かのまやかしの類いかもしれないし、俗にいう、エイリアンや妖怪なのかもしれない。
私は、オカルトが苦手なので、それらは、
見えないけれど、確かに感じるのだ。
図書館で、見た限りそれらに関するものは、
まだ、ないようだ。
それらは、静かに侵食していくものかもしれないし、大昔のひとは、すでに知っていて友として、暮らしていたのかもしれない。
私の母が、いうには、わかるひとには、わかるが、一生わからないひとは、わからないそうだ。
大自然から、生まれてきたものに敵は、滅多にいないようだ。
ちゃんと意味があって起こるべくして起こるそうだ。
ありがたや、ありかたやなのか、なみあむだぶつの次元なのかが、よくわからない。
もしかしたら、小さな私は、妖怪の世界にまよいこんだのかもしれないし。
昼の世界と夜の世界は、違うのかもしれない。
人がたを着ている妖怪は、人間そっくりに化けているのかもしれない。
しかし、彼らには、人間と圧倒的に違う点があるのだ。
小さな私には、わかるので、見分けてしまう。
声が、違う、生まれてきたときに神様から授かった声で、歌えないそうだ。
話せても、神通力が使えても、歌えないのだ。
だから、小さな私は、よく歌って話しかけている。
相手が、歌えないとびっくりする。違う意味で。
いろんな歌には、意味があって、笑えるもの、夢をかなえるもの、恋とか愛とか歌うもの、
いろんな歌があるもの。
逆に特殊な歌い手じゃないと歌えないものは、
先祖が、歌っていると最近、祖父母から、聞いた。
私は、小さいから、彼らを友としよう。