レースの後はモーゼル川ドライブをお勧めします😜
ニュルブルクリンク 24時間を無事に終えたあと、余韻に浸りながら近隣のコッヘムの街に立ち寄ることがあります。サーキットからクルマで45分ほどにあります。観光ガイドプックなどに紹介されることのない小さな村ですが、おとぎ話に出てくるようか雰囲気ですね。風光明媚なのです。
ライン川の支流であるモーゼル川のほとりにあり、葡萄畑に囲まれています。クルーズ船が停泊しています。
船旅と聞くと、豪華クルーザーで大海原を……を連想してしまいますが、モーゼル川クルーズ用に開発された細長い二階建ての船でののんびりした旅も素敵ですよね。モーゼル川はまさに大蛇のように蛇行していますから、景色も飽きないんですよね。せっかちの僕には間が持たないかもしれませんけれどね(笑)
川沿いには、長閑なカフェやレストランが点在しています。旅の途中のライダーが身体を休めています。芝生の上では子供たちがはしゃいでいます。とてもゆったりした時間が流れています。サーキットのピリピリした空気に疲弊した精神を癒すにはピッタリの村ですね。
時間というものは、場所と気持ちで速度が異なるんですね。時計の針が、ゆっくりと進みます。
石蔵のワインセラーも少なくないんですね。せっかくなので、美味しいモーゼルワインを土産にすることもあります。けして高価ではなく、手頃な価格で上質なワインが手に入りますよ。レースでの成績が良かったりすると、ちょっと奮発して箱買いしてしまうこともありました。
日本への帰国日、コッヘムの村で遅い朝食をいただいて、モーゼル川沿いにコブレンツの街に向かうこともあります。
のんびり走ると、フランクフルト・アン・マイン空港までは一日かかりのドライブになりますが、飽きることはありません。
途中にかつてを忍ばせる古城も残っています。内覧も可能です。
伝説になったローレライに立ち寄るのも楽しいものです。
ライン川のローレライ付近は、水面下に多くの岩が潜んでいることもあって、かつては航行中の多くの舟が事故を起こしたそうです。航行の難所であることから、「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」という伝承に転じ、ローレライ美女伝説が生まれたそうです。
もちろん船旅でなくても、ゆったりとした時の流れに身を任せ、気持ちを浄化させながらのドライブも一興です。お腹が減ったらカフェで軽食をいただけばいい。レースを回想しながらのドライブもニュルブルクリンクの楽しみです。
皆様もぜひ、コッヘムからローレライまでのモーゼル川ドライブを楽しんでみませんか🏯😜
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