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高校女子裸足道部(南河珠姫編)

割引あり

【はじめに】
 本作はインタビュー形式を取った特殊なホラー小説です。この世界では「裸足道」と呼ばれる華道や茶道のような芸道があり、高校生が部活で行ったり、プロの裸足道家も存在します。pixivやCi-enにて、この世界観をベースとした物語も展開中です。

高校女子裸足道部(南河珠姫編)


Q:こんにちは、自己紹介をお願いします。

 ――裸足道五段、南河珠姫(みなみかわ・たまき)と申します。この度はご取材よろしくお願い致します。

Q:こちらこそ、よろしくお願いします。今回の記事では、様々な裸足道家の方にインタビューをしておりまして。これまで高校生の裸足道部の方にお話を伺ってきましたが、最後にプロの裸足道家の方にも……と思い、お訪ねさせて頂きました。プロの実際の様子などを後進の方々にお伝えいただければ、と思います。

 ――私は20歳で、まだプロとしては若輩者ですが、私でよければ何でもお尋ね下さい。

Q:史上最年少、17歳でプロとなり、19歳の時に早くも五段昇進を果たした珠姫さんですが、プロになってからはいかがでしょうか?

 ――とても充実した日々を過ごしています。プロとアマチュアの違いですが、やはりプロは裸足道のこと以外、何も考えなくて良い、というのが大きいですね。足の裏の激痛が日常になりますし、どんな演目でも拒否権がありませんから、怖いとか嫌だとか余計なことを考える必要もありません。例えば、今の私の足の裏はこんな感じですが……

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