四苦八苦の裏側
おはようございます。今日はお気持ち記事なところもあるし、フォロワーに影響されてエッセイ風に書きますね。
前回に続いて近況です。
週4の8時間労働に切り替わりました。
あと、ちょっと役職がついてちょびっと責任が重くなったのと、少し仕事が増えました。
というのもいわゆるコールセンターに勤めているのですが、オペレーター的な人の席の間をぐるぐる歩き回って対応に迷ったり上席の許可が必要な手続きに許可を出したりさらに上席に繋いだり的な感じです。
働き始めて3ヶ月も経つとあれだけ嫌で嫌で仕方がなかった労働も人間関係もストレスも拘束時間も苦ではなくなってきました。
自殺を考えた記事で書いたように、基本的に自分の人生観は「苦しみで満ちている」と「苦しみによる対価がある」の二つです。
生きるうえでの楽しみは苦しみと表裏一体である。老いたり傷ついたり病んだりする肉体があればこそ世界の情報を受信できる。社会に縛られるからこそ居場所があり、報酬がある。
この部分ですね。
記事を書いた当時、報酬にあたる部分は「金銭」と「社会的地位」くらいのざっくりとした認識でした。
報酬にあたるものとして認識するようになったことは、生活習慣と、自認です。
遅刻すると影響がちょっと大きくなったので必ず一定時間寝るようになりました。あと頭の処理速度が落ちるとつらい場面が出てくるので。
これによって休みの日も腰を伸ばして歩き回ることが苦ではなくなり、ざっくり言うと体力が付きました。
役職がついたとは言え実質末端のオペレーターと変わらない感じではあるのですが、一応上席みたいな雰囲気にはなるので勤務中はシャキッとしてニコニコしておく必要も生じました。
あと、少し責任が付くことで自分に対する認識が変わるというか...なんでしょうね、人間って自我はあるけど周囲からどう扱われるかでコロっと「自分が何者か」なんてわかんなくなっちゃうんですよ。服は何を着てるかとか周りが自分に対してどう接してくるかとか背丈の高さとか性別とかそんなものに影響されて。
それでまあ、自信、ってよりも自認を職場によって与えられたような形です。これで自信がつくかどうかは人それぞれだけど、自分にはプラスに働いてます。
さて、これがどんな苦しみに該当するでしょうか。
怨憎会苦。職場に気にくわない人なぞ当然のように居ますが、それらとも円滑にコミュニケーション取っていく必要があります。
愛別離苦。自由時間が奪われてますからね。
求不得苦。常に自分より何かが出来る人と顔を合わせますから、力が足りねえ知識が足りねえもっとあの人のように楽に仕事をこなせるようになりたい。
五蘊盛苦。まいにち同じコンディションでなんていられませんし、人と喋るんだから精神の波はあっち行ったりこっち行ったり。
生老病死については労働に人生の時間を費やして風邪がはやりやすいことでもっぱら有名なコールセンターにいますから、これはもう。
でも自分の喜びをもたらしているのもこの四苦八苦ではあるわけです。
今「あー金があって仕事があって、ゲームもできて彼女がいて、たまに会いにいけて、生きててよかったなぁ」なんて思えるのも、この苦しみのお陰様ではあるわけです。この喜びこそが四苦八苦のうらっかわであるわけです。
今後とも仲良くやって生きましょう、苦しみたちよ...。
と、メンヘラから救われたのは労働があり、コールセンターがあり、なんのスキルもない労働者たちをまともなオペレーターとして動けるように懇切丁寧に研修する制度があり、金銭的に困窮した人のための日払い対応の派遣会社があるおかげです。
労働によって助けられ、労働によって生きるとはこういうことなんだなあと実感します。
主観オンリーで書いてみましたが「労働こそが最善の道!」みたいな感じに多少なってはいる事を自覚し始めたので、後で自分の気持ちと行動を思い返すためにも書いてみました。
以上。