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編物とサウナ

最近は極狭のベランダに

レジャーシート、机、イス、コーヒーを持ち込んで過ごしている。

音楽を聞きながら、編み物をしたり、本を読む。

東向きの部屋は午前中、日当たりが良く暖かい。

ベランダにパソコンを持ち込んで仕事をしようとしたときもあったが、光が反射して画面が見づらい。もう仕事はしなくていいや。日の向きが変わったらしよう。と思うようになった。

おととい、すっぴんでベランダで数時間過ごしたら夜、顔がカサカサなことに気が付いた。日焼けした。なので日焼け止め成分入りの化粧下地は毎日塗るようにしてる。

今日もいつものように編み物をしていたら、太陽がまぶしくて目の奥がジンジンしたのでベランダグッツにサングラスを追加した。

このようにベランダ時間を日々アップデートしている。

太陽が体全体に降り注ぐと、ポカポカを通り過ぎて暑くなってくる。

ひんやりとした風がスーっと通る。ちょっと寒い。

暑い、寒いを繰り返し気持ちいいになる。

風が顔を優しくなでる。「風ってふわふわだな」って今まで思ったことあったけ?

こんなに集中して春の気候を感じるのは初めてかもしれない。

編物をしていると無心になる。1mmほどのひと編みがやがて一つの花びらになる。他のことを考えていると編み目を間違えてしまうので、自然と集中する。集中していても間違える。ほどいては編み、ほどいては編みを繰り返す。

頭の中から余計な思考を排除して、淡々と時間が過ぎていく。体は暑い、寒い、気持ちいいを感じる。なんだかサウナみたい。

サウナトランスのような「整う」を感じることができないけど、無の状態でサウナの暑さに耐えると、出た後に思考がリセットされてスッキリする。この感じはベランダで編み物と通じるものがある気がする。



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