新聞を読む
沖縄県本島には地元紙が二社ある.結婚し所帯を持ってからそのうちの一社をずっと契約している.
地元のことを知るなら当然地元紙が情報量が多い.しかし国内外の政治経済や国際情勢等は地元紙では取り扱う面積は相当少ない.例えば9月10日の米国大統領選に向けたハリス副大統領とトランプ前大統領の討論会を地元紙では「討論会が実施された」という程度の量であり,当然激論の内容は殆ど載っていない.
ここ十数年スマホの普及でニュースを手元で見ることができる.「読む」ではなく,あくまでも見るなのは気になる.ネットニュースは速報性に価値を置き詳細は省くか有料提供となり,肝心な事はわからないまま,また新しいニュースがふってくる.
私は数年前に自営業を辞め,勤めるようになり全国紙を読む機会が減っていた.今年4月引退し,改めて地元紙に目を通すと沖縄の今と過去の事,米軍問題,沖縄戦等あまり変わり映えしない紙面を「見て」は物足りなさを日々感じていた.そこで週に3〜4回日経新聞で地元紙で省かれている内容が読む.政治経済以外の内容も充実している.今,新聞を読む若い世代は減少.大局を見ることができる新聞に触れて欲しいものだ.