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君の夢を聞きたいのです【リクルート】

弊社にもインターンの学生さんが来まして、
エントリーや企業訪問の問い合わせもだんだんと増えてきて
リクルート担当として、そわそわと過ごす日々が始まりました。

今回は、リクルートでよく聞かれる質問の
ベスト回答を考えてみます。

第1回はこちら。

「弊社に入ったら何がしたいですか?」

これ、よく聞きます。笑
やりたいことを答えるだけでしょ?と思ったあなた、
実はこの質問、考えると奥が深いんですよ。

そもそも、企業はなんでこんな質問をするのでしょうか。

会社についてちゃんと調べてきているかテストするため?
自身の実力を把握できているか確認するため?
学生の将来性をはかるため?

大体の学生さんが、この質問を受けると
とっても現実的なことを言うと思います。

たとえば、
○○みたいなCGを作りたい、とか
△△さんみたいな映画を作りたい、とか
もっと具体的に
テキストモーションのMVを作りたい、とか
インターフェースデザインをやりたい、とか。


それも間違いではないんですが、恐れながら
いちリクルーターから言わせていただきますと

もっと、夢を見てください!!!!


この質問の意図は、
会社の下調べ能力や、あなたの今の実力をはかりたい訳ではないと思います。

あなたの目指す先にある、一番大きな夢を聞いているのです。

具体的な目標があるのは、もちろん大事です。
でも、テキストモーションだって、インターフェースデザインだって
会社によっては、入社してすぐにできる可能性があります。
何なら、会社に入らなくてもやろうと思えばできてしまいます。

例えば入社して1か月で、あなたの掲げていた夢が達成できてしまったら、
あなたはそれから先、何をモチベーションに仕事をしていくのでしょう?

入社前に、先のことなんて分からないと投げ出さないでください。
あなたが目指したい先に、何があるのか
もっともっと想像してみてください。

この質問は、
「今何をやりたいか」ではなく、
「これから先、何を作りたいから頑張るのか?」という
あなたのモチベーションを聞きたいのです。

そして、そこには
会社の同僚や上司、協力会社、クライアントが沢山います。
学生時代とは比べ物にならないくらい、
たくさんの人達と、お金と時間をかけて、
1つの作品を作ります。

自分一人でもできるような
現実的で、目の前にあるような夢ではなく

たくさんの人の手を借りながら、
うんと努力して、やっと届くかどうかの夢を語ってほしい。

それを達成するためなら、
どんなことでも頑張れると言い切れるような
あなたの目標を知りたいのです。

もちろん、業界や企業によって考え方が違うので
壮大な夢を語ることを良しとしない会社もあるでしょう。

でも、映像業界はほかの業界に比べ
果てしない夢が、現実になる業界だと思っています。

誰も見たことのない映像を作りたいと思いませんか?
あなたが映像業界を目指したきっかけのような
誰かの人生を大きく変えるような衝撃を与えたいとか思いませんか?

私が考える、この質問のベスト回答は、

あなたが一人では成しえないけれど、
企業に入ったら叶えられそうな夢を語ること。

そのあとに、具体的な目標を付け足せばいいのです。
小さな目標を積み重ねて、ひたむきに頑張る姿勢もアピールできますし
今興味があることを知ってもらうきっかけにもなります。

面接に正解はないと思います。
相性やそのときの雰囲気などで、結果が大きく変わるものでしょう。

でもその中で、
自分にとっての軸になる部分がぶれることなく、
あなたが思うままに話せることが大事なのではないかなと思います。


今一度、考えてみてください。
あなたにとっての夢はなんですか?

一人では到底叶わない壮大な夢をぜひ語ってください。
そして、ぜひあなたの手で叶えてくださいね。


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